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2016-10-31

マリと子犬の物語

★★★★
マリと子犬の物語
鑑賞No:01571
製作:2007年/日本/124分
監督:猪股隆一
出演:船越英一郎/松本明子/広田亮平/佐々木麻緒

新潟県山古志村に住む亮太と彩の兄妹はある日、生まれたばかりの捨て犬を拾って帰ってくる。犬嫌いの父親は家で飼うことに反対するが、幼い頃に母を亡くし寂しい思いをしている兄妹の懇願に折れて飼うことに。マリと名付けられたその犬はやがて成長し3匹の子犬を産んでいた。2004年10月23日、そんな幸せな一家に、大地震が襲うことに・・・。

新潟県中越地震の実話を基に描かれた絵本「山古志村のマリと三匹の子犬」の映画化。結末は分かっていたがやはりラストは感動もの。でもそれ以上につらく、涙したのは、マリと子犬3匹を助けることができず、山古志村に残していくシーン。マリの活躍で祖父と彩は助かるが、自衛隊の救助の際においていかれるマリのなんとも言いようのない寂しそうな目がとても切なかった。マリの演技もアカデミー賞並みの名演技で感動を呼んだが、犬とはいえ飼い主との目に見えない強いつながりは、お互いにどんだけ愛情を持って接するか、ドンだけ相手を信頼できるかにあるのではないかと思わされた。犬と人間ですらこんな関係が構築できるのに、昨今の理不尽な殺人事件などのニュースを聞くと、何で人間同士が・・・と非常に辛い思いにさせられる。それにしても地震の恐ろしさも改めて痛感させられた。おりしも先週末、岩手・宮城内陸地震が起こり、時間がたつにつれて被害の拡大が伝えられているが、犠牲になられた方のご冥福を祈りたい。

劇場公開日 2007年12月8日



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2016-10-30

スマイル 聖夜の奇跡

★★★★
スマイル聖夜の奇跡
鑑賞No:01570
製作:2007年/日本/124分
監督:陣内孝則
出演:森山未來/加藤ローサ/坂口憲二/田中好子

プロのタップダンサーになる夢に破れ、小学校の教師となって恋人の静華がいる北海道にやってきた修平。早速、静華の父親に結婚の許しを請いに行くが、結婚の条件として少年アイスホッケチーム“スマイラーズ”を勝たせることを言い渡される。勝利経験のないアイスホッケーチーム相手に、全くの素人である修平は、得意のタップダンスを活かした奇抜な作戦を次々と考えていく・・・。

あまり期待してみたわけではなかった分、なかなか良かった。多少軽薄な演出だが、青春サクセスストーリーとしては基本に忠実でそれなりに楽しめる。ただストーリー的には王道すぎて、逆に新鮮さには欠けるきらいがあった。もう少しストーリーに工夫があるか、人間をもう少し描くなどがあれば深みが出たかも。アイスホッケーシーンはさすがに経験者を採用しているだけあって迫力があったが、その分演技は素人なので、演技面から見た完成度は低い。陣内監督の人脈なのか、主役の子供たち以外には結構豪華なキャストではあったが、皆チョイ役で絡みも薄かったのはチョット残念。少々軽いが、ノリがよく、テンポのよい、爽やかな作品。

劇場公開日 2007年12月15日

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2016-10-29

SHINOBI

★★★+
SHINOBI.jpg
鑑賞No:01569
製作:2005年/日本/101分
監督:下山天
出演:仲間由紀恵/オダギリジョー/椎名桔平/黒谷友香

時代は太平の世に向い始めた1614年。それまで忍者の里として勢力を競ってきた伊賀と甲賀は、初代・服部半蔵の定めた掟によって長きに渡って互いに戦うことを禁じられてきた。そういった中で、それぞれの里の跡取りである伊賀の朧と甲賀の弦之介は運命的な出会いをし、恋に落ちる。しかし、徳川家康の命によって、伊賀と甲賀の精鋭5人を戦わせ、その結果によって将軍家の世継ぎを決めることに・・・。

山田風太郎の「甲賀忍法帖」を原作とする時代劇。全体的になかなかよいストーリー展開で面白かったが、描き方が多少薄っぺらい感があり、その分感情移入も薄くなった。そもそも2人が愛し合うところから何も描かれていないので、その後の2人の苦悩もあまり強く伝わってこなかった。精鋭5人の決闘シーンは結構見ごたえがあったが、誰がどんな忍術の持ち主か、もう少し説明があって、それぞれ5人がもっと入り乱れての戦いであればもっと面白かったように思った(柔道の対抗戦のような戦いを想像していたので・・・・)。全体的に日本版X-MENといった感じの映画。ちなみに、朧と弦之介との対決シーンでの結末は切ないながら感情移入できていない分、泣けるシーンとはならなかったが、朧と家康の面会シーンでの朧の身体を張った嘆願には心を打たれた。映画の進行上ではすでに忍者の里に対する攻撃が始まっていたので、もの凄い後味の悪い終わり方が頭をよぎったが、最後はきれいにまとめた感があった。

劇場公開日 2005年9月17日



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2016-10-28

クリムゾン・リバー

★★★
クリムゾン・リバー
鑑賞No:01033
原題:Les Rivieres Pourpres
製作:2000年/フランス/106分
監督:マチュー・カソヴィッツ
出演:ジャン・レノ/ヴァンサン・カッセル

アルプス山脈で変死体が発見され、パリから派遣されたベテラン刑事ニーマンスが捜査を始める。同じ頃、墓荒らしと小学校での盗難事件を調査していた若手刑事マックスはこの事件にある少女が関係していることに気付く。この2人が追う、一見何の関係もないこの2つの事件がやがて一つに結びついていくのだが・・・・。

猟奇殺人を強調したかったのか、冒頭の結構リアルな死体はあまりにリアルすぎて逆に気持ち悪かったが、前半のミステリアスな展開は、物語を盛り上げる効果は十分あった。ゆえに後半からラストは性急すぎる展開と、チョット肩透かしを食わされる結末に少々ガッカリ。フランス映画独特の雰囲気を醸し出していたが、セリフは英語で、アクションを中心とした全体的にはハリウッド色が強かったため、中途半端なイメージは否めない。原作はなかなかよさそうなことを聞いているので、もう少し原作に忠実であればもっとよくなっていたかも!?

劇場公開日 2001年1月27日



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2016-10-27

椿三十郎 (2007年版)

★★★★
椿三十郎
鑑賞No:01561
製作:2007年/日本/119分
監督:森田芳光
出演:織田裕二/豊川悦司/松山ケンイチ/鈴木杏

とある社殿で9人の若侍が密談していた。若侍のリーダーである井坂が、上役の汚職を訴える意見書を城代家老に差し出すがはねつけられ、代わりに大目付の菊井に受理されたという。そのため彼らは大目付についていこうと決断するが、そこに偶然居合わせた浪人が、大目付こそ汚職の黒幕だと言って彼らの前に現れる・・・。

45年前に黒澤明&三船敏郎で製作された傑作時代劇をリメイクした作品。黒澤作品のリメイクである「隠し砦の三悪人」はオリジナルから色々と設定やストーリーを変えているようだが、この「椿三十郎」はオリジナルとそっくりそのままといっても過言ではない内容。(もっとも脚本の完成度が高いため、下手に変えると全体をダメにしてしまう恐れ大なので賢明な選択かも?)話は単純な勧善懲悪ものながら、細かい点では面白さがてんこ盛りのストーリーで退屈させない。ただ、オリジナルを観た私にとっては俳優陣の演技にやや不満が残る。三船敏郎の自然体の椿三十郎に比べ、織田裕二はややオーバーアクションの不自然さが目立ったし(時代劇初挑戦ではやむを得ないか)、クールな演技の豊川悦司の演技は光るものの、仲代達矢のようなギラギラ感が感じられなかったのは残念。唯一、オリジナルと大きく異なると思われたのはラストシーン(織田と豊川の対決シーン)だが、ある意味評価できるが、インパクト面ではオリジナルに大きく及ばない。それでもお話は面白いので、オリジナルを観ていない人にはそれなりに楽しめる。

劇場公開日 2007年12月1日




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2016-10-26

ウォーター・ホース

★★★
ウォーター・ホース
鑑賞No:01605
原題:The Water Horse: Legend of the Deep
製作:2007年/アメリカ/112分
監督:ジェイ・ラッセル
出演:アレックス・エテル/エミリー・ワトソン

時は第二次世界大戦中。スコットランドの小さな村に母と姉と住む少年アンガスはある日、ネス湖の湖畔で青く光る卵を見つける。家に持ち帰ると、卵が孵化して中から不思議な生き物が出てきた。アンガスを親だと勘違いしたその生き物にクルーソーと名付けたアンガスは飼い始めるが、アッという間にクルーソーは成長し大きくなっていった・・・・。

いわゆるネス湖のネッシー伝説を題材にした映画。ネッシー伝説を広めたあの有名なネッシーの写真にまつわるストーリーとなっている。実際、あの有名なネッシーの写真は捏造であるというのが関係者の証言で明らかになっているが、それを前提に写真は偽者だが幻の生物はいる、というスタンスで物語が進んでいくところは面白い。敵だと思われて砲撃されるシーンはあるものの、それ以外はあまり緊迫感のない映画で、大人向けというよりは子供向けのような映画という感じでした。

劇場公開日 2008年2月1日



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2016-10-25

あやしい彼女

★★★+
あやしい彼女
鑑賞No:02816
製作:2016年/日本/125分
監督:水田伸生
出演:多部未華子/倍賞美津子/要潤/北村匠海

女手ひとつで娘を育てあげ、自分の望む人生を送ることができなかった73歳の瀬山カツは、ある日、娘とケンカして家を飛び出すい。吸い寄せられるように1軒の写真館にたどり着いたカツは、そこで写真を撮り、店を出ると20歳の姿に戻っていた。かつての美しい姿を取り戻したカツは、髪型や洋服、さらに名前も節子と変え、新しい人生を楽しみはじめる。やがて商店街ののど自慢大会に出場し、昭和歌謡を熱唱して会場中を魅了した彼女に、夢見ていた歌手になるチャンスが舞い込むが・・・・。

20歳の姿に若返ってしまった毒舌おばあちゃんが巻き起こす騒動を描いた韓国のヒット映画「怪しい彼女」のリメイク。多部未華子が容姿だけ20歳のおばあさんを生き生きと好演(怪演とすらいえる)し、歌声も披露している。ただ、多部未華子が過剰ともいえるはっちゃけぶりの演技をせざるを得なかったのも、元のおばあさんを演じた倍賞美津子の冒頭のキャラインパクトだろう。この貫禄を再現するためには、かなり無理したオーバーアクションが必要だったと思う。あと忘れてはならないのが、志賀廣太郎演じる次郎だろう。カツに対する一途な気持ちはあまりにもピュアで、人の好さが伝わってくる。

劇場公開日 2016年4月1日



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2016-10-24

ちはやふる 下の句

★★★+
ちはやふる 下の句
鑑賞No:02815
製作:2016年/日本/103分
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず/野村周平/真剣佑/上白石萌音

高校で再会した幼なじみの太一と一緒に競技かるた部を作った千早は、創部1年にして東京都大会優勝を果たす。自分をかるたに導いてくれた新に優勝報告をした際、新の衝撃的な告白に動揺する千早だったが、全国大会のために仲間たちと練習に打ちこむ。そんな折、千早は同い年で日本一となった若宮詩暢のことを知り・・・・。

広瀬すず主演で末次由紀の大ヒットコミックを実写映画化した「ちはやふる」2部作の後編。前編(上の句)は小学生の頃の楽しかったかるたチームの思い出を再現しようと、かるた部作りに奔走し、様々な障害を乗り越え、東京都大会で優勝するまでを、かなりベタではあるが、映画的には許せる範囲の青春エンターテイメント的作品で楽しめた。主人公の千葉すず演じる千早もキュートで元気溌剌、とても好感の持てるキャラを好演していた。後編に当たる本作では、全国大会出場、かるたクイーンとの対決と、さらにレベルは上がり、また新たな困難へのチャレンジを期待していたけど、少し肩透かしを食わされた感じの内容だった。「上の句」に比べ、人物描写が弱く、ストーリーの軸も変わったようで、作品の印象すら変わった感が拭えない。特に「上の句」からよく分からなかった新の言動がスッキリ解明されるかとおもいきや、さらに分かりにくくなっていた。祖父の死の影響が大きいというのは分かるが、新と祖父の関係がイマイチ描かれていない。少し不満と消化不良感の残る作品。

劇場公開日 2016年4月29日



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2016-10-23

女王蜂

★★★
女王蜂
鑑賞No:01103
製作:1978年/日本/139分
監督:市川崑
出演:石坂浩二/高峰三枝子/司葉子/中井貴恵

昭和27年、伊豆・月琴の里。地元の名家・大道寺家の時計塔で娘・智子の求婚者の一人が無残な死体で発見される。一方、19年前に起きた事件を再調査するため、金田一耕助は大道寺家を訪れるが、やがて智子の求婚者が次々と謎の死を遂げていく・・・・。

横溝正史の同名小説の映画化。一通の警告状に端を発した連続殺人事件に名探偵・金田一耕助が挑む。市川崑監督の金田一シリーズとしては、「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」「獄門島」に続く第4作となる。豪華な俳優陣が揃った分、登場人物も多く、人間関係も複雑、さらに時間軸が現代(昭和27年)と20年前の昭和7年の2本あり、分かりにくい部分があったが、まずまず楽しめた。相変わらず連続殺人はやや芝居がかった印象があるが、市川崑監督の前3作に比べ、全体的に暗さはなく、むしろ原色系の明るさが印象的だった。そういう意味ではおどろおどろしさが強調されている前3作と一線を画す分、インパクトもやや弱いのか?印象に残りにくい作品だった。

劇場公開日 1978年2月11日



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2016-10-22

黒い十人の女

★★★
黒い十人の女
鑑賞No:01070
製作:1961年/日本/102分
監督:市川崑
出演:岸恵子/山本富士子/宮城まり子/中村玉緒

妻がいながら九人の愛人がいるTVプロデューサー風松吉。そのため、いつかこの愛人たちに殺されるのではと疑心暗鬼になった風は妻に相談する。そしてある夜、妻が経営するレストランに集まった十人の女のいる前で風は射殺される・・・。

九人の愛人を持つプレイボーイ・風松吉を演じたのは船越英二。また彼を取り巻く女性陣も岸恵子、山本富士子、宮城まり子、中村玉緒といったそうそうたる女優が出演している。モノクロ映像の良さを十ニ分に引き出した不思議な感じのする映画。ミステリー性とユーモア性がうまく融合しており、ラストまで目が離せない。

劇場公開日 1961年5月3日

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2016-10-21

テラフォーマーズ

★★
テラフォーマーズ
鑑賞No:02812
製作:2016年/日本/109分
監督:三池崇史
出演:伊藤英明/武井咲/山下智久/山田孝之

2599年、人口増加による貧富の差が激しくなる日本では、新たな居住地開拓のために「火星地球化(テラフォーミング)計画」が始まっていた。しかし、火星の気温を上げるためにコケとともに放たれたゴキブリが異常進化してしまう。そのゴキブリたちを駆除するため、15人の日本人が火星に送り込まれるが・・・・。

累計発行部数1600万部超えを記録した大人気コミックを鬼才・三池崇史監督により実写映画化した作品。キャストはわりと豪華だが、個々の人物描写は雑なので、そこまで共感はしない。やはり注目は、火星で異常な進化を遂げたゴキブリのテラフォーマーとの死闘だろう。圧倒的な強さと想像を絶する数のテラフォーマーに生き残れる気がしない闘いを絶望感だけで観るしかないが、見どころではある。ただ、変身後の人間がただのコスプレにしか見えないのは残念。そもそも手術ベースの虫が訳が分からず基本的にしょぼくて、強そうにも見えなければ印象にも強く残らない。逆に鮮烈な印象を残したのは、化学者・本多晃を怪演した小栗旬ではないだろうか。ともかく肩肘張らず暇つぶしに観るにはいい映画。

劇場公開日 2016年4月29日



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2016-10-20

星の王子ニューヨークへ行く

★★★★
星の王子ニューヨークへ行く
鑑賞No:00215
原題:Coming to America
製作:1988年/アメリカ/117分
監督:ジョン・ランディス
出演:エディ・マーフィ/アーセニオ・ホール

アフリカ・ザムンダ王国の王子は親の決めた娘と強制的に結婚させられようとしていた。アキームは自分を本当に愛してくれる女性との結婚を望んでおり、父である王に懇願し40日の猶予を与えられる。理想の女性を求めるべく、世話係りのセミと二人で向ったのはアメリカ・ニューヨークだったが・・・。

エディ・マーフィが持ち前のキャラを十分活かした爆笑コメディ。エディ演じる世間を知らない王子の、大都会での生活のギャップも面白いが、意外とこの映画を面白くしているのが世話係りでついてきたセミの存在。エディが主役の王子だけでなく、その他何役もこなしているのも話題となった。他にも、当時まだ無名のサミュエル・L・ジャクソンやキューバ・グッティングJrも出ているので、探してみてください。

劇場公開日 1988年12月17日



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2016-10-19

花より男子ファイナル

★★★+
花より男子ファイナル
鑑賞No:01670
製作:2008年/日本/131分
監督:石井康晴
出演:井上真央/松本潤/小栗旬/松田翔太/阿部力

神尾葉子原作の同名ベストセラー・コミックのテレビドラマの映画化。「花より男子2~リターンズ~」から4年後が舞台。道明寺がつくしにプロポーズして4年。道明寺は全世界に向けて盛大な婚約発表会見を行う。そして2人は結納を交わすことになり、つくしは道明寺の母から道明寺家に代々伝わる推定100億円ともいわれるティアラ“ビーナスの微笑”を贈られる。しかし、その夜、そのティアラが何者かによって盗まれてしまう・・・・。

相変わらず最近多い人気TVドラマの映画化。ほとんどTVドラマを見ない(もちろん原作コミックも読んでない)ため、登場人物や設定、経緯等一切分からない。この映画もTVドラマからの継続のようだが状況はよく分からないまま観始めた。すぐ、大金持ち男と貧乏娘の超格差婚がストーリーの中心とは分かったが、何か途方もない金額の盗難事件が起こって、ちょっとしたサスペンスもの?と思いながら観てしまった。これ以上言うとネタばれになるため書かないが、ドラマとはいえ大金持ちのやることは一般庶民には理解できないことなのですね。スケールが大きすぎて現実感ゼロのストーリーだが、コミックの世界と割り切って観れば結構楽しめる。前半の展開から一転する後半も、単純だったストーリー展開に刺激を与える点で面白い。

劇場公開日 2008年6月28日

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2016-10-18

シンデレラマン

★★★★+
シンデレラマン
鑑賞No:01467
原題:Cinderella Man
製作:2005年/アメリカ/144分
監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ/レニー・ゼルウィガー

“シンデレラマン”と呼ばれた実在した伝説のボクサー、ジム・ブラドッグを描く感動のドラマ。前途有望なボクサーとして活躍していたジムは、1929年、右手の故障によって引退を余儀なくされる。しかし世の中はまさに大恐慌の時期で、これによりジムの一家も困窮し、過酷な肉体労働でわずかな日銭を稼ぐ生活を送ることになる。そんな折、元マネージャーのジョーから一夜限りのカムバックの話が持ち上がる。それは勝ち目のない、新進ボクサーとの対戦だったが、ジムは妻と3人の子供を困窮から救うため、リングに立つことにする・・・。

人生のどん底に叩き落された男が家族を守るためにひたむきに戦う姿には心打たれる。そんな主人公を、静かながらうちには燃えるような闘争心を隠し持った男としてラッセル・クロウが好演している。ラッセル・クロウといえば、2007年にフォーブス誌によって「ギャラをもらい過ぎの俳優」で1位に選ばれているが、本作ではなかなかの演技をしていたように感じた。(ただし、本作の興行収入はサッパリだったようだが!?)ボクシングにおけるシンデレラストーリーといえば、真っ先にシルベスター・スタローンの「ロッキー」が思い浮かぶ。全体的には同じような趣ではあるが、「ロッキー」が、チャンピオンとのドリームマッチという一世一代のチャンスにより夢を掴もうとするのに対し、「シンデレラマン」はあくまで家族のため、生活のために戦うものであり、そこに「ロッキー」との決定的な違いを感じた。本作では、ジムのマネージャーを演じたポール・ジアマッティが第78回アカデミー助演男優賞にノミネートされているが、印象に残る納得の演技を披露していた。(この時、助演男優賞を受賞したのは「シリアナ」のジョージ・クルーニー)終盤の王者マックス・ベアとの死闘は手に汗握るシーンが続出で、ラストは感動的!

劇場公開日 2005年9月17日



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2016-10-17

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]

★★★
ファンタスティック・フォー
鑑賞No:01358
原題:Fantastic Four
製作:2005年/アメリカ/106分
監督:ティム・ストーリー
出演:ヨアン・グリフィズ/ジェシカ・アルバ

宇宙嵐に接近することで人間のDNA情報を解明できると考えた科学者たちは宇宙に出発するが、予想より早く宇宙嵐に巻き込まれてしまう。その時浴びた大量の放射能でDNA変化が起こり、彼らはそれぞれ超能力を得る・・・。

スタン・リーの同名コミックの映画化。宇宙嵐によって得る超能力が個々に違っており、それぞれ特徴あって面白いが、その特徴をうまく生かしきれていない印象を持った。悪役も同じ宇宙嵐で得た超能力者のため、強大な迫力がなかった。CGを駆使した映像は良かったが、最近は見慣れているせいか、あまり感動はなかった。むしろ敢えてCGにせず特殊メイクにしていた岩男(ザ・シング)が着ぐるみのようで愛着をもった。もう少し強大な敵と、4人の個性ある超能力を活かした活躍が観たい。

劇場公開日 2005年9月17日



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2016-10-16

パニック・フライト

★★★
パニック・フライト
鑑賞No:01363
原題:Red Eye
製作:2005年/アメリカ/85分
監督:ウェス・クレイヴン
出演:レイチェル・マクアダムス/キリアン・マーフィ

一流ホテルのマネージャーであるリサは祖母の葬儀を終えてマイアミに戻る途中、リップナーという男性と知り合う。飛行機内でも隣席となるが、実はリップナーは国家要人の暗殺チームの一員だった。暗殺計画遂行の鍵を握るリサは父親を人質に取られ、暗殺の協力を迫られるが・・・。

飛行機ものサスペンスといえば最近では「フライトプラン」があるが、あちらに比べて静的で、座席に座ってのストーリー展開が主。ただしそれなりの緊迫感はあり、個人的には「フライトプラン」よりは良かった。しかし部屋を変えさせてミサイルをぶち込むだけの単純な計画で、素人女性に暗殺も父親殺害も阻止されるとは、敵側からみるとなんとも情けない映画でした。映画自体は短いながらコンパクトにまとまっており楽しめます。また、主役のレイチェル・マクアダムスの好演が光っており、今後が注目されます。

劇場未公開



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2016-10-15

パコと魔法の絵本

★+
パコと魔法の絵本
鑑賞No:01709
製作:2008年/日本/105分
監督:中島哲也
出演:役所広司/アヤカ・ウィルソン/妻夫木聡/土屋アンナ

患者も医者も看護婦も癖のある者ばかりのとある病院。その中でも偏屈ジジイで通っている大貫はみんなの嫌われ者だった。ある日、大貫は自分が大事にしているライターを少女パコが盗んだと誤解し殴ってしまう。後になって、パコが事故の後遺症で1日しか記憶が持たないことを知った大貫は後悔し、今までの態度を改めることにした。そしてパコのために、彼女が大切にしている絵本「ガマ王子対ザリガニ魔人」を院内で上演しようと提案する・・・・。

豪華な出演陣、原色を主体とした色彩とCGとの融合による映像びと非現実感、従来の邦画とも洋画とも違う世界観、そしてオーバーアクションと扮装・特殊メイクによる奇抜感、あらゆる意味で今までの常識を打ち破る映画だった。ただ注目点は多いものの、面白いかといわれると個人的には全然面白くなかった。ファンタジーに理解がないのか、常識にとらわれすぎているのか分からないが、常識を打ち破った内容が結構わざとらしく、奇をてらった演出のようでかなり違和感があったからだ。総合的にはかなり低評価となったが、出演陣の、これまでのキャリアをかなぐり捨てたような熱演には拍手を贈りたいし、パコを演じたアヤカ・ウィルソンはキュートで可愛かった。

劇場公開日 2008年9月13日



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2016-10-14

インクレディブル・ハルク

★★★
インクレディブル・ハルク
鑑賞No:01708
原題:The Incredible Hulk
製作:2008年/アメリカ/114分
監督:ルイ・レテリエ
出演:エドワード・ノートン/リヴ・タイラー/ティム・ロス

軍によって極秘に進められていたスーパーソルジャー計画。最強の兵士を作ることを目的としていたが、そうとは知らずに参加していた科学者ブルースは実験中に多量のガンマ線を浴び、緑色のモンスター“ハルク”となってしまう。軍の計画の真相を知ったブルースは軍の手を逃れ逃亡すること5年。しかし、ロス将軍によって居所を突き止められ・・・・。

マーベル・コミックによるアメコミ「超人ハルク」の映画化。2003年の「ハルク」の続編ではなくリニューアル版としての位置づけで製作されている。人間ドラマの要素が強かった2003年版に比べ、今回はヒーローものの要素が強くなっている。それも前作の興行的失敗とCG技術の進歩によるものだと思うが、それぐらいフルCGによるハルクは前作よりリアルで躍動感が合った。ただやはりCGということが前提で観てしまうのと、実写と完全には融合していないため、リアル感がないというか、よくできた映像としてしか観れないきらいはあった。ストーリー的には特筆すべきものはないし、敵役も突出した強さを持つ怪物ではないため興奮度はイマイチ。むしろ、ハルクになった時に異常に大きく伸びたズボンが気になったり、ラストでアイアンマン?と思わせる演出が気になった。

劇場公開日 2008年8月1日



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2016-10-13

映画 暗殺教室 -卒業編-

★★+
映画 暗殺教室 -卒業編-
鑑賞No:02814
製作:2016年/日本/118分
監督:羽住英一郎
出演:山田涼介/二宮和也/菅田将暉/山本舞香

新学期を迎え、殺せんせー暗殺を託された椚ヶ丘中学校3年E組の生徒たちに残された時間も残り少なくなっていた。慌ただしい学園祭が終わり、つかの間の安息が訪れたある日、それまでE組の中で息を潜めていた茅野カエデが、殺せんせー暗殺に動き出す。しかし、カエデが雪村あぐりの妹だと知った殺せんせーは自らの秘められた過去を明かし、その内容に衝撃を受けたE組の生徒たちは2つに分裂してしまう・・・・。

「映画 暗殺教室」の続編。奇想天外な作品であり、ストーリーは謎だらけではあったが、殺せんせーをあの手この手で暗殺しようとする3年E組の生徒たちと殺せんせーとの死闘は単純で面白かった。ただ、この続編は、半分は前作の謎解きを占めていたが、別に期待したほどの謎ではなく、また地球滅亡という究極の危機にも関わらず、作品全体的に危機感、切迫感、絶望感、といったものが全くと言って感じられない不思議な内容。そもそも世界的危機にもかかわらず、出てくるのは皆、日本人、舞台は田舎の中学校というリアル感を通り越したギャップ。それに謎の解明によって、殺せんせーに対し同情的になり、前作のような小憎たらしさが感じられなくなり、面白さも半減した感があった。

劇場公開日 2016年3月25日



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2016-10-12

インデペンデンス・デイ:リサージェンス

★★★
インデペンデンス・デイ リサージェンス
鑑賞No:02811
原題:Independence Day: Resurgence
製作:2016年/アメリカ/120分
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:リアム・ヘムズワース/ジェフ・ゴールドブラム

エイリアンの侵略を生き延びた人類は、共通の敵を前にひとつにまとまり、回収したエイリアンの技術を利用して防衛システムを構築。エイリアンの再来に備えていた。しかし、再び地球を目標に襲来したエイリアンの兵力は想像を絶するものへと進化しており、人類は為す術もなく、再度の絶滅の危機を迎える・・・・。

前作では、これまでの常識を覆した、超巨大なUFOに度肝を抜かれ、宇宙の広大さ、果てしなさを映像的に感じる作品でSF映画の記憶に残る作品の一つとなった。それだけに20年を経て製作されたこの続編に観る前から期待は膨らむばかりだったが、思ったほどの内容ではなく、ちょっとガッカリ。さすがにはよくできているし、映像的には大満足。超巨大なUFOも健在で、前作の主要キャストも続投されており、懐かしさは味わえる。ただ、ウィル・スミスが出演していないのは残念。また、懐かしさは味わえるものの、目新しさがあまりなく、新作感は感じにくかった。

劇場公開日 2016年7月9日



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  1. 洋画-い

2016-10-11

俳優 亀岡拓次

★★★
俳優 亀岡拓次
鑑賞No:02810
製作:2015年/日本/123分
監督:横浜聡子
出演:安田顕/麻生久美子/宇野祥平/新井浩文

映画やテレビでよく見かけるが、作品名や本人の名前もすぐにはパッと浮かばない。そんな脇役俳優として活躍する亀岡拓次。泥棒やチンピラ、ホームレスと演じた役は数知れず、大作から自主映画まで、声がかかればどんな役でも応じる亀岡は、監督たちに重宝される俳優だった。お酒が趣味で、撮影現場と酒場を行き来する毎日を送っていた亀岡は、ある時、居酒屋の女将に恋をしてしまう・・・・。

名前まではよく覚えていないが、バイプレイヤーあるいはそこまでいかないチョイ役だけれでも、どの作品にも出ているのではと思ってしまうほど数多くの作品に出演し、しかも決まった役柄ではなく、何でも難なくこなす器用さをもった俳優。これは現実にもあること。さらに最近はこういった俳優に割とスポットライトが当たり、急にレギュラー出演したり、主演・助演級の抜擢されたりといったことも多々ある。そこには下積み時代に培った演技力や、監督・スタッフに愛される人柄などにもよるものと思われるが、この作品はそうした俳優の代表として描かれている感じがした。本作は決して早急に進まず、主人公の俳優人生のごとく緩やかに進むゆえ、後半はややだれる嫌いはある。

劇場公開日 2016年1月30日



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  1. 邦画-は

2016-10-10

エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)

★★★+
エヴェレスト 神々の山嶺
鑑賞No:02808
製作:2016年/日本/122分
監督:平山秀幸
出演:岡田准一/阿部寛/尾野真千子/ピエール瀧

ヒマラヤ山脈を望むネパールの首都カトマンズで、山岳カメラマンの深町誠が発見した1台の古いカメラ。そのカメラは、イギリスの登山家ジョージ・マロリーが、1942年6月8日にエベレスト初登頂に成功したのか否かという、登山史上最大の謎を解く可能性を秘めたものだった。カメラの過去を追う深町は、その過程で、かつて天才クライマーと呼ばれながらも、無謀で他人を顧みないやり方のために孤立した伝説のアルピニスト・羽生丈二と出会う。深町は羽生の過去を調べるうちに、羽生という男の生きざまにいつしか飲み込まれていく・・・・。

第11回柴田錬三郎賞を受賞した夢枕獏による小説「神々の山嶺」の映画化。エベレストに賭ける伝説のアルピニスト・羽生丈二の生き様には見ごたえがあった。ただ、小説に比べ、映画はかなり酷評されているが、確かに酷評まではしないものの、期待したほどの感動的なドラマには仕上がっていなかった点だろうか。過酷さがウリな内容のはずだが、どうもリアル性がないため、過酷さも伝わってこない。そもそも伝説のアルピニストが目標とするエベレストに単なるカメラマンが同行登山なんて考えられいいのだけど・・・。ましてや最後は女性を同行して、カメラマン風情が単独で上るなんて。ちょっと現実感なさすぎるのが難かな。

劇場公開日 2016年3月12日



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  1. 邦画-え

2016-10-09

アポカリプト

★★★★
アポカリプト
鑑賞No:01484
原題:Apocalypto
製作:2006年/アメリカ/138分
監督:メル・ギブソン
出演:ルディ・ヤングブラッド/ダリア・ヘルナンデス

マヤ文明後期の中央アメリカのジャングルで、ジャガー・バウは部族長である父や妻子、仲間と共に幸せな日々を送っていた。だがある日、マヤ帝国の傭兵たちによって村は焼かれ、部族の者たちは殺されるか捕虜とされた。ジャガーの父も殺され、ジャガーは妻子を井戸の中に隠すものの自らは囚われ、捕虜となる。やがてジャガーら捕虜は護送され、護送先で待ち受けていたのは過酷な仕打ちだった・・・。

冒頭の和やかな部族の日常から、部族襲撃によって様相は一変する。それからジャガーたちに襲い掛かる仕打ちは極めて過酷で、目を背けたくなるシーンも多い。中盤から後半にかけての逃走シーンは臨場感溢れ、手に汗握る場面の連続。ただ逃げるだけでなく、井戸にかくまった妻子の救出もしなければいけないというタイムリミットもあり、なかなか飽きさせない展開となっている。また、ジャングルでのシーンはランボーを彷彿させるシーンもあった。ちなみに“Apocalypto(アポカリプト)”とはギリシャ語で“新しい始まり”という意味だとか。この意味はラストで判ります。

劇場公開日 2007年6月9日



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  1. 洋画-あ

2016-10-08

ザ・グリード

★★+
ザ・グリード
鑑賞No:00775
原題:Deep Rising
製作:1998年/アメリカ/107分
監督:スティーヴン・ソマーズ
出演:トリート・ウィリアムズ/ファムケ・ヤンセン

3,000人の乗客を乗せた豪華客船アルゴノーティカ号は南シナ海を処女航海していた。一方、密輸船サイパンの船長フィネガンは傭兵を乗せて航行していると、モータボートと衝突し、たまたま発見したアルゴノーティカ号に避難する。しかし客船内は人気がなく、たった3人の生き残りがいるだけだった・・・。

豪華客船を舞台に未知の巨大モンスターとの死闘を描いた海洋アクション。あまり目新しさは感じられず、基本は「エイリアン」の二番煎じ的な映画。出てくるモンスターは“エイリアン”というよりも一見“アナコンダ”、全体を見ると“巨大タコ”の変異系的な形態(映画の中では確か巨大ミミズとか一定たような・・・)だが、CGで奇麗に作られており、リアル感や気持ち悪さはあまりなかった。(見た目は醜いが、なんかモンスター系にありがちなネバネバ感のようなものがなかった)ストーリーも基本的にはセオリー通りといったところで、ある意味安心(?)して観てしまう。最初から、B級のモンスター・パニックものとして観れば、大いに楽しめる。ラストは「2」がありそうな終わり方をするが、作ったのかな?あっても多分観ないような気もするが・・・。

劇場公開日 1998年10月17日



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  1. 洋画-さ

2016-10-07

スターダスト

★★★
スターダスト
鑑賞No:01469
原題:Stardust
製作:2007年/アメリカ/128分
監督:マシュー・ヴォーン
出演:マシュー・ヴォーン/クレア・デインズ/ ミシェル・ファイファー

ウォール村に住む青年トリスタンは、片思いの美女ヴィクトリアの心を掴むため、愛の証として村の壁の向こうに落ちた流れ星を取りに行くことに。しかし壁の外に広がる魔法の国ストームホールドでは、永遠の若さを保つ流れ星を400年も待ち続けている魔女3姉妹や、後継者の証であるルビーを求めるストームホールド王の王子たちが、この流れ星を狙って争奪戦を繰り広げることに・・・。

大人向けのファンタジーという触れ込みだが、まさにその通り(これは褒め言葉というよりは、子供向けにはやや不向きという意味)。主役はよく知らない俳優だし、流れ星から姿を変えた美女役のクレア・デインズもちょっと私的にはイメージが合わなかった。そういうキャスト陣の中で、やはり強烈な存在感を放っていたのはベテランのミシェル・ファイファーとロバート・デ・ニーロ。これまでのそれぞれが持つイメージもなんのそのといわんばかりの熱演ぶりで、この映画はこの2人の存在なくしては考えられないような気がした。ストーリー自体は特筆すべき点は少ないが、気軽に観れる作品。

劇場公開日 2007年10月27日



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  1. 洋画-す

2016-10-06

ケーブルガイ

★★★+
ケーブルガイ
鑑賞No:00606
原題:The Cable Guy
製作:1996年/アメリカ/95分
監督:ベン・スティラー
出演:ジム・キャリー/マシュー・ブロデリック

不動産会社に勤めるヤッピー青年のスティーブンは、新しいアパートに住み始めたのを機にケーブルテレビの申し込みをした。しかし待つこと4時間、やってきたケーブルガイは妙に馴れ馴れしい変わり者だった。訝しながらも最初は親しく接するスティーブンだったが、次第にケーブルガイの行動がエスカレートしていく・・・。

ストーカーまがいのケーブルテレビ設置工につきまとわれる青年の悲劇を描いたブラックコメディ。ジム・キャリーの持ち味を十分発揮した作品。異常なキャラの中にも随所に笑いの要素が入っているのも抜け目がない。常人とかけ離れたキャラを演じさせたら面白いジム・キャリーだが、本作はいつもの陽気なコメディ調とはちょっと違い、サイコティックともいうべき怖いキャラが特徴的。「ストーカー行為」という社会問題をテーマにしているが、ストーカー側の気持ちも描いており、テレビという媒体の問題性を提起している作品でもある。

劇場公開日 1996年10月5日



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  1. 洋画-け

2016-10-05

インベージョン

★★★+
インベージョン
鑑賞No:01456
原題:The Invasion
製作:2007年/アメリカ/99分
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演:ニコール・キッドマン/ダニエル・クレイグ

ある日、米国でスペースシャトルの墜落事故が起こる。このシャトルの破片には付宇宙からの未知のウィルスに感染されていた!一方その頃、精神科医キャロルの元夫が、急に息子オリバーとの面会を要求してきていた。今までオリバーに関心を示さなかった元夫の変わりように戸惑うキャロルだが、他にも夫が別人になったと訴える患者や謎の言葉を発しながら車にはねられる女性など、彼女の周囲で不思議なことが起こり始める・・・。

ジャック・フィニィの傑作古典SF「盗まれた街」の4度目の映画化。観ていてドンドン入り込めたという点では面白い作品といえる。サスペンス性やホラー性もそこそこあり、ニーコル・キッドマンにしては珍しいアクション性もあって楽しめた。一方、このウィルスに対する説明が今ひとつ少なく説得性には欠けた。最終的にウィルスの侵略目的もよく分からないまま、最後はハッピーエンド?のような終わり方には少し消化不良感が残った。テンポよいストーリー展開と、半分ゾンビのような集団の蠢く街の雰囲気はとても良かったので、その分が少々残念。ただ、相変わらず美しいニコールのファンには見ごたえのある作品。

劇場公開日 2007年10月20日



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  1. 洋画-い

2016-10-04

椿三十郎 (1962年版)

★★★★★
椿三十郎(1962)
鑑賞No:01457
製作:1962年/日本/96分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎/仲代達矢/加山雄三/入江たか子

薄暗い社殿で密議する九人の若侍。彼らは城代家老睦田に、次席家老黒藤と国許用人竹林の汚職粛清の意見書をさし出したが受け入れてもらえず、大目付菊井に諭されてこの社殿に集っていた。彼らは黒幕は城代家老としてこれを討とうと考えるが、社殿の奥でこの話を聞いていた一人の素浪人が現れる。素浪人は、本当の黒幕は大目付菊井だといい放ち、その手勢が社殿を取り囲むと、見事な機転で若侍たちを危機から救うのだが・・・。

名作「用心棒」の続編ともいえる作品。確かに痛快で、観るものを惹きつけて離さないストーリー展開は見事。話の骨格は藩を揺るがす大事件ながら、敵も味方もコミカルなキャラが多く出てくるため、全体的に緊迫感というより、ほのぼの感さえある話となっている。主人公の椿三十郎というキャラクターもいい。決してスマートなヒーローではない。一見汚らしく、飄々とした軽さはあるものの、どこか頼りがいのある人物イメージを醸し出し、実際に権謀術数に長け、剣術もめっぽい強い。三船敏郎だからこそ演じきれた役柄のようにも思える。相手役を演じた仲代達矢のギラギラした鋭い目の侍役も良かった。コミカルなストーリー展開に一本筋を入れ、全体を引き締め緊張感を与える役どころとして重要なキャラとなっている。ラストの対決シーンは多少あっけなく感じられたが、その分衝撃的な印象を強く残す結果となった。

劇場公開日 1962年1月1日



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  1. 邦画-つ

2016-10-03

ちはやふる 上の句

★★★★
ちはやふる 上の句
鑑賞No:02813
製作:2016年/日本/111分
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず/野村周平/真剣佑/上白石萌音

幼なじみの綾瀬千早、真島太一、綿谷新の3人は、新に教わった「競技かるた」でいつも一緒に遊んでいた。新の競技かるたにかける情熱に、千早は夢を持つことの大切さを教わるが、そんな矢先に新は家の事情で遠くへ引っ越してしまう。高校生になった千早は、新に会いたい一心で「競技かるた部」創設を決意し、高校で再会した太一とともに部員集めに奔走。なんとか5人の部員を集めて競技かるた部を立ち上げた千早は、全国大会を目指して練習に励むが・・・・。

コミックス既刊29巻で累計発行部数1400万部を突破する末次由紀の大人気コミック「ちはやふる」を実写映画化した2部作の前編。「競技かるた」という、今まで映画で観たことがないテーマを扱っているのも面白い。詳しいルールは知らなくても随所に解説があるので心配なし。高校生たちが競技かるたに打ち込む姿を描いた青春ドラマだが、前半は割とコミカルでおバカ映画に近い演出だが、次第にスポ根ものになっていくので、思わず手に力が入ってくのが分かる。ストーリーはとても分かりやすく、期待を裏切らない結末なので安心して観れる。主演の広瀬すずも主人公・千早をサッパリした性格の女子高生役を等身大で演じており好感が持てる。キュートで可愛い千早だが、競技終了直後の白目を剥いた爆睡状態には笑える。

劇場公開日 2016年3月19日



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  1. 邦画-ち

2016-10-02

クローズド・ノート

★★★
クローズド・ノート
鑑賞No:01518
製作:2007年/日本/138分
監督:行定勲
出演:沢尻エリカ/伊勢谷友介/竹内結子/永作博美

小学校の教師を目指す大学生・香恵は、母親の再婚を機に一人暮らしを始める。その引越し先で香恵は、前の住人が置き忘れていったノートを見つける。見てはいけないと思いつつ香恵はそのノートを開き、小学校の新任教師・伊吹先生が教え子と元恋人のことを綴った日記であることを知る・・・。

雫井脩介原作の同名小説を映画化したラブ・ストーリー。原作は読んでいなかったけど、途中でストーリーが読める。置き忘れたノートがこの物語の2人の女性の接点となるが、それだけでは映画として成り立たない。必ず深い接点があるはず・・・と考えると、もう答えはひとつしかない。それが分かっていれば、過去(竹内)と現在(沢尻)が交錯する展開だが混乱はしない。ストーリー的には沢尻エリカよりも竹内結子の方が内容があって、こちらがメインのような気がした。最後に“死”をもって感動を呼ぼうとする手法は陳腐・安直な感じでがっかりした。2人はもっと違う形で会って欲しかった。2人の女性の中で揺れる男性の心も中途半端だし、中途半端といえば香恵の親友の恋愛エピソードは途中でほったらかしになったのも頷けない。

劇場公開日 2007年9月29日



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  1. 邦画-く

2016-10-01

イヴの総て

★★★★
イヴの総て
鑑賞No:02804
原題:All About Eve
製作:1950年/アメリカ/138分
監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ
出演:ベティ・デイビス/アン・バクスター

田舎から出てきた女優志望のイヴは、ブロードウェイの大女優のマーゴの付き人となる。自分の大ファンだというイヴに目をかけるマーゴだったが、イヴは次第に本性を表してゆき、批評家やマーゴの周りにいる人々に取り入ってゆく。ある日、出るはずの舞台に間に合わなかったマーゴの代役として出演するチャンスをつかみ、イヴは批評家たちから絶賛される。これを皮切りに、劇作家や有名批評家に巧く取り入り、マーゴまでも踏み台にしてスター女優へのし上がっていく・・・・。

1950年度アカデミー賞において、作品賞以下6つのオスカーを獲得した作品。実在の女優エリザベート・ベルクナーをモデルとした、メアリー・オルの1946年の短編小説 「The Wisdom of Eve」 を原作としている。大女優マーゴの大ファンと称してマーゴに面識を得た時は純粋なファンで誠実・殊勝な女性と思っていたイヴがだんだん本性を現していく様は現実でもよくありがちなことだが、やはり女の恐ろしさを垣間見た感が強い。イヴを演じたアン・バクスターはその演技を認められ、ブロードウェミュージカルとなった本作のマーゴ役を1年で引き継ぐという、まさにイヴを地で行く躍進を見せるのも驚き。

劇場公開日 1951年9月16日



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  1. 洋画-い