
鑑賞No:01383
原題:Spider-Man 3
製作:2007年/アメリカ/140分
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグアイア/キルスティン・ダンスト
ピーターの伯父を殺した真犯人フリント・マルコが刑務所から脱獄した。だが脱獄途中に巻き込まれた科学実験で怪物サンドマンと化してしまう。一方、スパイダーマンを父の敵と思い込んでいるピーターの友人ハリーは父の復讐に燃え“ニュー・ゴブリン”へと変身していた・・・。
史上最高の製作費357億円を投じて製作されたシリーズ第3作。今回の敵は“サンドマン”、“ニューゴブリン”、そして黒い生命体に支配されたピーターの同僚カメラマンが変身する“ヴェノム”と盛りだくさん。また、スパイダーマン自身、黒い生命体にとりつかれ、ブラック・スパイダーマンとして自分の心を制御できなくなるという自分との闘いも描いている。最新VFXを駆使した特撮シーンはさすがにスピード感や迫力があり、よくできてはいたが、やはりいつも書くように、CGと分かって観るようになっているので、ドキドキ感は薄らいでいる。敵は多数出てきてはいるが、ストーリーは単純というか今ひとつ脈絡がなく、大金をはたいたCG映像がなければ何なの?ともいえる作品だった。(前宣伝による期待が大きかったせいもあると思うが・・・)アクションだけでなく、今回はピーターとMJとのロマンスにおける心の葛藤を深く描いているが、配役のせいもあると思うがあまり感情移入はできなかった。
劇場公開日 2007年5月1日
