FC2ブログ

2017-03-31

パンズ・ラビリンス

★★★+
パンズ・ラビリンス
鑑賞No:01521
原題:El laberinto del fauno
製作:2006年/スペイン、メキシコ/119分
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:イバナ・バケロ/セルジ・ロペス

1944年のスペイン。母親と山奥の駐屯地にきたオフェリア。彼女は、庭の奥にある迷宮の地下で牧神パンに自分が王国の姫であることを告げられる。その王国に戻るためには、満月の夜までにパンから与えられた3つの試練に耐えなければならなかった。つらい現実から逃れたいオフェリアはそれを受け入れ、試練に向うことに・・・。

ファンタジー映画という気持ちで観ていたら、良くも悪くも裏切られた映画だった。まさにダーク・ファンタジー。ラストの結末も、ファンタジー映画とは思えないものが待ち受けている(ネタばれになるので、これ以上言えません)。試練の場に現れる魔者たちも、気色悪いというか、異形というか、ヘンなものばかり。ただ、この映画はそういった幻想的な世界ばかりを描いているのではなく、現実世界として背景にはスペイン内戦という歴史的事実も描いており、なかなか深いものがある。いずれにせよ、普通のハッピーなファンタジー映画ではないことだけは確か。

劇場公開日 2007年10月6日



>>パンズ・ラビリンスの続きを読む

  1. 洋画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-30

ヘアスプレー

★★★+
ヘアスプレー
鑑賞No:01522
原題:Hairspray
製作:2007年/アメリカ/117分
監督:アダム・シャンクマン
出演:ニッキー・ブロンスキー/ジョン・トラボルタ

ボルチモアに住むとレーシーはダンスとおしゃれをこよなく愛する、かなり太めの女子高生。彼女の夢は、地元TV局のダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」に出演してスターになることだった。その番組で、ダンサーを募るオーディションがあることを知ったトレーシーは、母親の反対を押し切ってオーディションに参加するが・・・。

1987年の同名カルト映画を基にしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化。1960年代のボルチモアを舞台におデブ少女が人々に笑顔をもたらす。基本的にミュージカル映画なので、当然ミュージカル満載。ミュージカル好きにはいいが、そうでなければやや中だるみする作品。しかし、全編通して明るく爽やかなので、観ていてウキウキはしてくる。太めの女子高生トレーシーを演じたニッキー・ブロンスキーはダンス未経験だったらしいが、映画では見事なダンスを披露していた。(太めの女の子のダンスは華麗というよりは微笑ましいといった方がいいが・・・)ストーリーは分かりやすく、ハッピーエンドで終わる映画なので、観心地はいい。話題となったジョン・トラボルタの母親役もなかなか良く、印象の残るキャラクターとなった。ラストでトラボルタ演じる母親エドナのダンスシーンが観れたのもよかった。(トラボルタといえば一躍スターとなった出世作「サタデー・ナイト・フィーバー」を思い出します)

劇場公開日 2007年10月20日



>>ヘアスプレーの続きを読む

  1. 洋画-へ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-29

ブレイブハート

★★★★★
ブレイブハート
鑑賞No:00531
原題:Braveheart
製作:1995年/アメリカ/177分
監督:メル・ギブソン
出演:メル・ギブソン/ソフィー・マルソー

エドワード1世率いるイングランド軍によって家族を殺されたウィリアム・ウォレスは故郷から離れた地で成長する。やがて故郷に帰り、幼馴染のミューロンと結婚するが、彼女もまたイングランド兵によって殺されてしまう。復讐を誓ったウィレスは抵抗軍を組織し、イングランドの大軍に対し奇抜な戦法で勝利する。これによりウォレスは国民的ヒーローになるが・・・。

13世紀末にスコットランドの独立と開放のため戦った実在の英雄ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史映画。実在の人物でありながら詳細をよく知らなかったウィリアム・ウォレスですが、その生涯が分かりやすく描かれており、なかなかの傑作でした。戦闘シーンはCGではなく実写ですが、逆にその分リアルで迫力があります。最後は仲間の裏切りによって敗れ、ウォレスは極刑に処せられますが、彼の遺志を継いだ者たちがイングランド軍を破るラストは感動的。177分という長尺だが、見ごたえ十分の大作。

劇場公開日 1995年10月14日



>>ブレイブハートの続きを読む

  1. 洋画-ふ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-28

ヒットマン

★★★★
ヒットマン
鑑賞No:01523
原題:Hitman
製作:2007年/アメリカ/93分
監督:ザビエ・ジャン
出演:ティモシー・オリファント/オルガ・キュリレンコ

幼い頃から暗殺者として訓練された“47”は冷酷な凄腕の暗殺者だった。そんな彼は指令によりロシア大統領を暗殺するが、殺したはずの大統領は生きており、何者かの密告でインターポールとロシア連邦保安庁の双方から追われる身となる。真相を追う“47”は事件の鍵を握る娼婦ニカに接触し、裏に隠された陰謀を知ることに・・・。

製作がリュック・ベッソンということで、21世紀版「レオン」とのキャッチフレーズがついている作品。確かに「レオン」は殺し屋と少女、「ヒットマン」は暗殺者と娼婦という似たような設定ではあるが、ストーリー展開やアクション性は「ジェイソン・ボーン」シリーズの方が近い感じがした。映像的には迫力があり、特に爆破シーンは「生きてるのが嘘!」というぐらい。計画実行に当たっての下準備も完璧で、攻撃力も圧倒的。テンポも小気味よく、観ていてスキッ!とする。93分という短尺の映画だが、なかなか充実した映画。

劇場公開日 2008年4月12日



>>ヒットマンの続きを読む

  1. 洋画-ひ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-27

ベオウルフ/呪われし勇者

★★★
ベオウルフ
鑑賞No:01520
原題:Beowulf
製作:2007年/アメリカ/113分
監督:ロバート・ゼメキス
出演:レイ・ウィンストン/アンソニー・ホプキンス

6世紀のデンマーク。宮殿の完成を祝い、フローズガール王が催していた宴に突如巨大な怪物グレンデルが現れ、人々を虐殺した。怒った王は多額の褒賞金を用意し、グレンデルを討伐すべく勇気ある者を募集する。この募集に戦士ベオウルフは仲間と共に応じ、見事グレンデルを退治する。ようやく宮殿に平穏が訪れたかと思いきや、次の日ベオウルフが目覚めると、彼の従者たちが皆殺しにされていた・・・。

最近、フルCGアニメはよく見かけるが、この作品のようにアニメとはいえない、限りなく実写に近いフルCGはまさに画期的。あまりにも精巧でリアルな映像でCGとは思えないほどの出来だった。しかCGとしてみると素晴らしいが、実写としてみるとやはり違和感は残る。実写ではできないアクションを可能にしている分、現実感がないのであろうか、動き一つとってもすごく不自然さを感じた。映像が凄い分、ストーリーは至って単純で、はっきり言ってあまり面白くはない。最初から最後まで、画期的に進んだ映像技術の粋を見せられただけのような印象だった。

劇場公開日 2007年12月1日



>>ベオウルフ/呪われし勇者の続きを読む

  1. 洋画-へ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-26

ルイスと未来泥棒

★★+
ルイスと未来泥棒
鑑賞No:01543
原題:Meet the Robinsons
製作:2007年/アメリカ/102分
監督:スティーヴン・アンダーソン
声の出演:ダニエル・ハンセン/アンジェラ・バセット

赤ん坊のころ母親に捨てられ養護施設で育ったルイスは部類の発明好き。しかし発明に熱中するあまり、問題児とみなされてなかなか里親が決まらなかった。ある日、自分の母親の姿を見た唯一の人物が自分であることに気付き、母親の顔の記憶を呼び起こすために“記憶スキャナー”を完成させる。彼はそれを科学フェアに出品するが、そこで未来から来たという少年ウィルバーと出会う・・・。

小学生の子供と観た。子供はそれなりに入り込んで観ていたが、こちらは途中眠気が襲ってくる始末。特に展開にあまり変化のない前半は辛かった。後半に入ってややスピード感が出てきて、展開も変化してきたが、やはり全体を通して中年男性にはキツイ内容だった。それでもラストの母親との再会?には少しホロリとさせられる。ディズニー版「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ともいえる、分かりやすいストーリーで子供にはお勧めか?

劇場公開日 2007年12月22日



>>ルイスと未来泥棒の続きを読む

  1. 洋画-る
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-25

ターミナル

★★★★
ターミナル
鑑賞No:01234
原題:The Terminal
製作:2004年/アメリカ/129分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

ヨーロッパの小国クラコウジアからニューヨークにやってきたビクターは入国ゲートで足止めをくらう。クラコウジアでクーデターが起こり祖国が消滅したというのだ。これによりパスポートは無効となり、アメリカに入国できないばかりか、祖国の政情不安のため帰国もできない。困ったビクターは空港内で生活を始めるが・・・。

孤島ではないが似たような設定としてトム・ハンクスが主演した「キャスト・アウェイ」を思い起こしながら観たため、期待した分やや面白味には欠けた。(シリアスなドラマかとおもいきや、苦境にもかかわらず明るく描いている)反面サクセスストーリーのような面があり、その点は結構面白かった。通常は単なる通過点でしかないターミナルにも様々なドラマがあることを実感する映画だった。なお、本作に登場する小国クラコウジアはもちろん架空の国である。よってトム・ハンクスが話すクラコウジア語も架空で、トムのアドリブによるものである。そのトムの台詞の中に「そりゃ納得いかんのう」という日本語で聞こえるシーンがある。本作のモチーフとなったと思われる実際に起きた出来事がある。1988年、身分証明書を紛失したため本作のビクターと同様、シャルル・ド・ゴール空港で生活を始めたイラン人が実際におり、今も空港に住み続けているらしい!?

劇場公開日 2004年12月18日



>>ターミナルの続きを読む

  1. 洋画-た
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-24

プラネット・テラー in グラインドハウス

★★★★
プラネット・テラー
鑑賞No:01545
原題:Planet Terror
製作:2007年/アメリカ/105分
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ローズ・マッゴーワン/フレディ・ロドリゲス/ブルース・ウィリス

テキサスの田舎町。軍事基地で秘密裏に実験が行われていた生物化学兵器が流出し、そのガスを浴びた人々が次々とゾンビになり、周りの人々を襲い始めた。一方、ダンサーのチェリーは元恋人のレイとドライブ中にゾンビに襲われ、片足を食いちぎられてしまう・・・・。

クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督が競作した2本立てムービー「グラインドハウス」のうちのロドリゲス版。ストーリーは単純だが、ついハマってしまう面白さ。ただ全編通して映像的にドロドロ・べとべとしていて、観ていてもあまり爽快感は得られない。(しいて言うなら、片足ヒロインのチェリーが足マシンガンをぶっ放すところぐらい!?)それぐらい、グロい! でも露骨でグロいけど、最近のCGを使ったリアル映像とは違った70年代風の映像には懐かしさもあった。一言で言ってしまうとくだらない映画ではあるが、全体的には70年代を彷彿させる、これぞB級映画の原点ともいえる作品に仕上がっている。(要は面白ければいいのだ!)また、欠損したフィルムがあるという辺りも芸が細かい。B級映画好きにはお奨めだが、子供には奨められない映画。

劇場公開日 2007年9月22日



>>プラネット・テラー in グラインドハウスの続きを読む

  1. 洋画-ふ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-23

ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀

★★★

ハワード・ザ・ダック
鑑賞No:00187
原題:Howard the Duck
製作:1986年/アメリカ/111分
監督:ウィラード・ハイク
出演:リー・トンプソン/ジェフリー・ジョーンズ

地球と同じような文化のアヒル惑星に住むサラリーマンのハワードは、突如起こった渦に巻き込まれ、地球にたどり着く。ふとしたきっかけでロック歌手のビバリーと知り合ったハワードは、ビバリーの手助けで元の星に帰れるように手を尽くすが・・・。

アヒル惑星からきたハワードが暗黒魔王と対決するSFアドベンチャー。姿は小さいアヒルながら、地球の男たちに比べ紳士然とした態度は微笑ましい。最低の映画を選ぶラジー賞を最低作品賞ほか4部門で受賞しており世間的には評価の低い作品だが、子供と家族ぐるみで観るには結構楽しめる映画。

劇場公開日 1986年12月6日



>>ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀の続きを読む

  1. 洋画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-22

誘拐

★★★★
誘拐
鑑賞No:00764
製作:1997年/日本/109分
監督:大河原孝夫
出演:渡哲也/永瀬正敏/酒井美紀/柄本明

東昭物産の常務が誘拐され、犯人グループから身代金として3億円を要求してくる。また身代金受け渡しの様子をテレビ中継するようにとの前代未聞の条件も指示される。身代金の運び役は同じ会社の重役が指名され、何十ものテレビカメラが生中継する中、犯人はまるでゲームを楽しむかのごとく、運び役を走らせる。やがて運び役は心筋梗塞の発作で倒れてしまう・・・。

身代金目的の誘拐事件では身代金授受が最大のキーポイントとなるが、それを全国民監視の下、堂々と行うという意表をついた設定にまず興味を惹かれる。実際に身代金を持って走る運び役のシーンも迫力があって緊張感も伝わって来る感じ。ラストの意外な真相に至るまで、なかなか惹き付けて止まない展開はよかった。

劇場公開日 1997年6月7日



>>誘拐の続きを読む

  1. 邦画-ゆ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-21

大誘拐 RAINBOW KIDS

★★★+
大誘拐
鑑賞No:00703
製作:1991年/日本/119分
監督:岡本喜八
出演:北林谷栄/緒形拳/風間トオル/内田勝康

ある日、大富豪の老女が3人の若者グループに誘拐される。そして老女の誘拐の知らせに、老女を生涯の恩人と慕う警部が捜査に乗り出してくる。一方、誘拐犯の身代金5千万という額の低さに怒った老女は、自らが指揮を執り、100億円という身代金を家族に要求するが・・・。

1979年に日本推理作家協会賞を受賞した天藤真の同名小説の映画化。大金持ちの老女が3人組の若者に誘拐されるが、いつの間にか老女がその誘拐犯のリーダーになって巨額の身代金を要求するというブラックコメディ。奇想天外なストーリーで面白い誘拐モノに仕上がっている。岡本喜八監督がこの人しかいないと言い切った老女役の北林谷栄は、大富豪の老女を見事な演技で演じきっていた。ありえない設定も、北林谷栄の演技で納得させられる一面もあるほど。なお、誘拐犯と人質の立場が逆転するという設定は、本作よりも15年も前に作られた「喜劇・大誘拐」からヒントを得たものらしい。機会があればこちらも観てみたい。

劇場公開日 1991年1月15日

>>大誘拐 RAINBOW KIDSの続きを読む

  1. 邦画-た
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-20

身代金

★★★★
身代金
鑑賞No:00605
原題:Ransom
製作:1996年/アメリカ/122分
監督:ロン・ハワード
出演:メル・ギブソン/レネ・ルッソ

強引ややり方で全米で五指の入る航空会社に成長させた社長のトム・ミューレン。美人の妻ケイトと9歳になる一人息子ショーンに囲まれ、何不自由のない生活をしていた。しかしある日、息子のショーンが何者かに誘拐され、身代金200万ドルを要求される。トムはFBIの手を借りずに自力で解決しようとするが、身代金の受け渡しに失敗してしまう。その後も作戦は次々に先手を打たれ、業を煮やしたトムは息子を助けるために奇抜な行動に走る・・・。

誘拐ものの映画として、身代金を懸賞金にするという発想は斬新で面白かった。ただ現実性という点では薄く、逆にリアル感は減少したように思えた。この映画における斬新なアイデアも、父親の犯人に対する強い憎悪は強調されたが、その後のストーリー展開でこのアイデアが十分に活かされたかどうかはチョット疑問。映画の中では一般人であるメル・ギブソンばかり目立つ(主役だから仕方ないが)作品でやや白けるところもあるが、そんな中で犯人役として対峙したゲイリー・シニーズはよく演じていた。

劇場公開日 1997年2月15日



>>身代金の続きを読む

  1. 洋画-み
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-19

舞妓Haaaan!!!

★★★★
舞妓Haaaan
鑑賞No:01459
製作:2007年/日本/120分
監督:水田伸生
出演:阿部サダヲ/堤真一/柴咲コウ/小出早織

鬼塚は東京の食品会社で働く平凡なサラリーマンだが、修学旅行で京都に行って以来、熱狂的な舞妓ファンとなっていた。そんな鬼塚がある日京都支社転勤となり、念願の舞妓さんとの野球拳遊びの夢が現実のものとなる可能性がでてきた。しかし、お茶屋デビューするためには「一見さんお断り」の壁を乗り越える必要があった。鬼塚は自分の会社の社長がお茶屋の常連さんであることを知り・・・。

ハチャメチャなストーリーだが結構楽しめた。阿部サダヲの少々うるさくてオーバーな演技が鼻に付くシーンもあるが、感情の起伏の激しい主人公を好演している。念願である舞妓さんとの野球拳のためにひたすら仕事の成功に励む姿はいじらしいが、いつも間にかその熱意は、地位も名誉も金もあるプロ野球選手である内藤への対抗心に変わっていく。内藤が転身するたびに俳優、ボクサー、政治家に挑戦していくあたりから、本筋の「舞妓はん」からは離れていくが、逆に展開が読めない脱線ぶりに期待は膨らんでいった。軽い展開ながらテンポが非常によく、最後はホロリとさせるあたり、なかなかいい感じで仕上がっている。欲を言えば、伊丹作品のように今まであまり知られていない世界や分野についての説明や解説が「舞妓」の世界についてももっとあればより深い映画になったと思う。本作は阿部サダヲにとって初の主演作となった作品だが、奇しくも西陣の社長役で出演していた植木等の遺作となった。

劇場公開日 2007年6月16日



>>舞妓Haaaan!!!の続きを読む

  1. 邦画-ま
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-18

スティング

★★★★★
スティング
鑑賞No:00119
原題:The Sting
製作:1973年/アメリカ/129分
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン/ロバート・レッドフォード

1936年のシカゴを舞台に詐欺を働いていたフッカーたちは、バックに大組織がいるとも知らず、ある男をカモって大金を得る。怒った組織はフッカーの仲間で師匠のルーサーを殺し、フッカーは命からがら逃げ延びる。殺されたルーサーへの復讐を誓ったフッカーは伝説的詐欺師のゴンドーフを訪ね、大組織相手に一世一代の大詐欺を企てる・・・。

第46回アカデミー作品賞をはじめ計7部門を受賞した娯楽映画の傑作。極めつけは有名なラストの大ドンデン返しだが、そこに至るまでの二転三転するストーリー展開も見事。ストーリー展開自体、軽妙で、スリリングで、飽きさせない内容であり、雰囲気やバックで流れる音楽も、実際は知らないながら1930年代という時代を何となく感じさせる。CGを駆使した映画でなくても、達者な俳優陣とよく練られた脚本があればこれだけ面白い映画ができるという見本の一つ。未鑑賞の方は是非観て心地よく騙されて頂きたい。

劇場公開日 1974年6月15日



>>スティングの続きを読む

  1. 洋画-す
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-17

シンドラーのリスト

★★★★★
シンドラーのリスト
鑑賞No:00453
原題:Schindler's List
製作:1993年/アメリカ/195分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:リーアム・ニーソン/ベン・キングズレー

実業家オスカー・シンドラーは一旗あげるためドイツ軍の幹部に取り入り、ユダヤ人が所有していた工場の払い下げに成功する。そして無償の労働力としてユダヤ人を集め、財を成していく。やがて強制収容所が建設され、ユダヤ人が次々と虐殺され始める。ナチスのやり方に疑問を抱いたシンドラーは私設収容所の建設許可をもらい、1200人のユダヤ人を救おうとする・・・。

第66回アカデミー賞で作品賞ほか計7部門を受賞したヒューマンドラマ。第二次世界大戦中、1200人のユダヤ人をナチスの虐殺から救った実在の実業家オスカー・シンドラーの実話を基にした作品。「E.T.」「カラーパープル」などの人気作・傑作を撮りながらアカデミー賞とは無縁だったスピルバーグ監督が初めて作品賞・監督賞を受賞した作品。アカデミー賞狙いで作った作品とも揶揄されたが、内容的には受賞して当然といえる作品に仕上がっている。モノクロ作品として作られているが、モノクロを採用することで逆にリアリティや残虐性を醸し出している。とにかく悲惨なシーンが多く、スピルバーグ監督自身相当気が滅入って友人のロビン・ウィリアムズに「笑わせてくれ」と電話をしたほど。ナチスドイツのユダヤ人に対する迫害の実態もヒシヒシと伝わってくる作品。

劇場公開日 1994年2月26日



>>シンドラーのリストの続きを読む

  1. 洋画-し
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-16

レインマン

★★★★★
レインマン
鑑賞No:00257
原題:Rain Man
製作:1988年/アメリカ/134分
監督:バリー・レビンソン
出演:ダスティン・ホフマン/トム・クルーズ

中古車ディーラーのチャーリーは父の訃報を聞き葬儀に出席するが、彼に残された遺産はわずかなものと知らされる。さらに多額の財産を相続する人物がいることを知り、それが自分の兄であることが分かる。ただその兄レイモンドは自閉症だった。チャーリーはレイモンドの後見人になる目的で彼を施設から連れ出し、兄弟の旅が始まる・・・。

第61回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞を受賞したロードムービー。ダスティン・ホフマンの演じた自閉症の兄レイモンド役は絶賛。また驚異的な記憶力の持ち主という設定もよく、ストーリーを非常に面白くしている。飛行機事故の話のシーン、電話帳の番号を覚えウェイトレスを驚かすシーン、そしてカジノでのシーンと、レイモンドの記憶力にまつわる話は映画の中心である旅のシーンを飽きさせないものとなっている。お金のことしか考えていなかったチャーリーの兄に対する心境の変化もよく表現されている。ただダスティン・ホフマンとトム・クルーズが兄弟という設定はやや違和感があったが・・・。

劇場公開日 1989年2月25日



>>レインマンの続きを読む

  1. 洋画-れ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-15

ベン・ハー

★★★★★
ベン・ハー
鑑賞No:00211
原題:Ben-Hur
製作:1959年/アメリカ/222分
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:チャールトン・ヘストン/ジャック・ホーキンス

ユダヤの豪族の息子ベン・ハーは幼友達のメッセラの裏切りにより、母と妹は地下牢へ送られ、彼自身は奴隷船送りとなる。その後、ローマ艦隊司令官アリウスの命を救ったことから彼の養子としてローマ屈指の剣闘士に成長する。そして獄中で死んだと聞かされた母と妹の仇を討つべく、戦車競技に出場する・・・。

第32回アカデミー賞で作品賞をはじめ計11部門に耀いた、ローマ帝国を舞台としたスペクタルドラマ。この11部門制覇は、「タイタニック」「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」と並び史上最多の受賞である。
4時間という長尺のドラマで見ごたえ十分。主人公ベン・ハーの数奇な半生が中心ながら、ローマ帝国やキリストについても丁寧に描いており、歴史好きにはたまらない。また後半の戦車競技のシーンは圧巻で、CGのなかった当時、よくこんなシーンが撮影できたと思われるほど迫力満点。セットにしてもエキストラの数にしても尋常ではない。しかし何といっても当時のこの手のスペクタル映画では欠かせない存在がベン・ハーを演じたチャールトン・ヘストン。やっぱりこの人はスペクタルものがよく似合います。

劇場公開日 1960年3月30日



>>ベン・ハーの続きを読む

  1. 洋画-へ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-14

ミクロの決死圏

★★★★★
ミクロの決死圏
鑑賞No:00234
原題:Fantastic Voyage
製作:1966年/アメリカ/101分
監督:リチャード・フライシャー
出演:スティーブン・ボイド/ラクエル・ウェルチ

脳に障害を起こした科学者を救うために、ミクロサイズに縮小された科学者グループ5人が特殊潜航艇に乗り込み、その体内に入った。タイム・リミットは1時間。果たして制限時間内に体内手術を終え、無事脱出できるのか・・・?

人間の体内に入るという設定の面白さもさることながら映像化された体内は幻想的で、TVで初めて観た子供の頃の驚きと衝撃は今でも忘れられない。SF冒険映画の中でも傑作の1本といえる。是非子供に観せたい映画。

劇場公開日 1966年9月23日



>>ミクロの決死圏の続きを読む

  1. 洋画-み
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-13

転校生

★★★
転校生
鑑賞No:00315
製作:1982年/日本/112分
監督:大林宣彦
出演:小林聡美/尾美としのり/佐藤允/樹木希林

斉藤一夫の中学校に幼馴染の斉藤一美が転校してくる。ある日、一夫と一美は神社の階段から転げ落ち、二人の身体は入れ替わってしまう。このため、ガキ大将の一夫は女っぽくなり、一美は荒っぽくなってしまい・・・。

監督・大林宣彦の故郷・尾道を舞台にした“尾道”3部作の第1作。尾道はよく知っている街だけにとても身近な感じのする映画だった。中学生男女の身体が入れ替わるという設定も面白く、身体が入れ替わったことで絶望感や嫌悪感を覚えながら、思春期の中学生が当然感じ始める“異性”を身をもって意識する様を爽やかに描いている良品。今でもたまに尾道の街をそぞろ歩きするが、そのたびにこの映画を思い出す。

劇場公開日 1982年4月17日

>>転校生の続きを読む

  1. 邦画-て
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-12

タワーリング・インフェルノ

★★★★★
タワーリング・インフェルノ
鑑賞No:00141
原題:The Towering Inferno
製作:1974年/アメリカ/165分
監督:ジョン・ギラーミン
出演:スティーブ・マックィーン/ポール・ニューマン

サンフランシスコに138階建ての超高層ビルが完成。その落成パーティの最中に、81階から出火し、ビルは大パニックになる。ビルの設計者や消防隊長らはビルに残された人たちを救出すべく、思い切った作戦に打って出る・・・。

1970年代のパニック映画の代表作。CG技術の発達で最近は迫力あるシーンが容易に制作できるため、今観るとさほどではないが、やはり当時の映画としてはとても迫力のあった映画と思われる。本作は子供の頃もっぱらTV放映で観ていたが、子供ながら興奮して観ていた記憶がある。超高層ビルと手抜き工事という組み合わせで起こる大惨事という、パニックものとしては非常に現実性のある設定なので、単なる映画と捉えず、改めて関係者には一つの警鐘として捉えて欲しい映画。

劇場公開日 1975年6月28日



>>タワーリング・インフェルノの続きを読む

  1. 洋画-た
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-11

白昼の死角

★★★★
白昼の死角
鑑賞No:00330
製作:1979年/日本/154分
監督:村川透
出演:夏木勲/竜崎勝/中尾彬/岸田森/島田陽子

昭和二十三年、現役東大生たちによって設立された金融会社「太陽クラブ」はその信用度と金利の高さで急成長を遂げる。しかし代表の隅田が闇金融容疑で逮捕されたことから太陽クラブは崩壊する。その結果、隅田は焼身自殺し、同僚だった鶴岡七郎は法の盲点をついた完全犯罪をもくろむようになる・・・。

高木彬光の同名小説の映画化。戦後実在した東大出身者の集団・光クラブをモデルといている。映画そのものは必ずしも評価の高い作品とはいえない。しかしながら原作があまりにも面白く素晴らしいため、その欠陥を大いに補っている。とても2時間30分そこらで語れる原作ではないため、原作を読んで映画を観ると欲求不満が溜まるが、それでも面白い。鶴岡七郎が企てる完全犯罪は大きく3つ描かれる。手形犯罪の舞台としてホンの一瞬、架空の会社を作り上げたり、綿密な脚本・演出と心理戦で大金を騙し取ったり、果ては外国大使館を舞台に詐欺を働く・・・といった内容。でも実を言うと本当にオススメは映画ではなく、原作を読むことです。なお、配役は意外と豪華です。

劇場公開日 1979年4月7日





>>白昼の死角の続きを読む

  1. 邦画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-10

天国と地獄

★★★★★
天国と地獄
鑑賞No:01067
製作:1963年/日本/143分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎/香川京子/仲代達矢/木村功/山崎努

製靴会社専務・権藤のもとに息子を誘拐したという電話が入る。しかし実際に誘拐されたのは彼の運転手の息子だった。年恰好がにていたため、犯人が間違って誘拐したのだった。身代金要求額は三千万円だったが、権藤は翌日までに時期株主総会対策として五千万円送金する必要があり、苦悩する・・・。

エド・マクベイン原作の「キングの身代金」を巨匠黒澤明が映画化。犯人の要求と野心の間で苦悩する重役の心理描写を見事に描いている。そして誘拐事件としての犯人を追い詰めている過程も丁寧で、最後まで緊張感のあるストーリー。誘拐モノとしてはピカ一で、以降の誘拐モノにも影響を与えたというのはうなずける。

劇場公開日 1963年3月1日



>>天国と地獄の続きを読む

  1. 邦画-て
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-09

バトルランナー

★★
バトルランナー
鑑賞No:00183
原題:The Running Man
製作:1987年/アメリカ/101分
監督:ポール・マイケル・グレイザー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/マリア・コンチータ・アロンゾ

武器を持った敵から逃げ切れば一生ゴージャスな生活が約束されるというTV番組“ランニングマン”。
この番組に強制的に出演させられることになったのが、大量殺人の汚名を着せられ投獄され、さらに脱走の罪で逮捕された元警察官リチャーズだった・・・。

21世紀を舞台にTV中継の殺人ゲームの標的となった男たちの闘いを描く。原作はリチャード・バックマンとなっているが、これはスティーブン・キングの別名。問答無用の何でもありのバトルを見せたいがための映画とも思える単純なアクションB級映画。それゆえシュワちゃんははまり役か?原作がスティーブン・キングということだが、近未来での設定には警告的なメッセージも読み取れ面白味は感じたが、いざ映画になると残忍なバトルばかりが目立つだけの仕上がりになっている。単純にストレスを発散してスッキリしたい方にオススメ。

劇場公開日 1987年12月12日



>>バトルランナーの続きを読む

  1. 洋画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-08

時計じかけのオレンジ

★★★+
時計じかけのオレンジ
鑑賞No:00645
原題:A Clockwork Orange
製作:1971年/アメリカ/137分
監督:スタンリー・キューブリック
出演:マルコム・マクダウェル/パトリック・マギー

麻薬・暴力・セックスを生きがいとする近未来の不良グループ。酔いつぶれた老人をステッキで袋叩きにしたり、郊外の作家の家に押し込んで暴力活動をするなどの悪行を重ねていたアレックスたち。しかしある日仲間がアレックスを裏切り、彼は刑務所に行くことに。そこでアレックスに行われたのは・・・。

この映画だけでなく、常に難しく考えさせられるキューブリックの映画。ストーリーだけ追っていても決して面白いとは言い難い。キューブリックが追求する「意識」というテーマをどこまで理解できるかが鍵ですが、なかなか分かりにくいテーマなので常に悩みます。今回は特に「人格改造」という切り口で描いていますが、昨今の凶悪かつ犯罪の低年齢化の増加によって、この映画がフィクションだけの世界に留まらないのでは?という一抹の不安を感じる映画でした。

劇場公開日 1972年4月29日



>>時計じかけのオレンジの続きを読む

  1. 洋画-と
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-07

釣りバカ日誌4

★★★
釣りバカ日誌4
鑑賞No:00920
製作:1991年/日本/96分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/尾美としのり

今回はスーさんの甥・和彦が登場し、ハマちゃんのいる営業3課に配属される。スーさんは、見込みがあればいずれ和彦に鈴木建設を継がせてもよいと考えていた。しかし、和彦はハマちゃんの親友の妹・町子に恋してしまい・・・。

シリーズ第4作。今回はスーさんの甥を中心としたロマンスが中心で、それに釣りバカ・ハマちゃんが絡んでいく。行方不明になった和彦と町子の2人の居場所を知っているという理由だけでハマちゃんは社費で彼らをむかえに行くのだが、そこはハマちゃん、タダでは起きない男。社命をいいことに釣り三昧にふけようと考える・・・という設定。バカバカしいが楽しめる。

劇場公開日 1991年12月23日



>>釣りバカ日誌4の続きを読む

  1. 邦画-つ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-06

ラ・ラ・ランド

★★
ラ・ラ・ランド
鑑賞No:02847
原題:La La Land
製作:2016年/アメリカ/128分
監督:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング/エマ・ストーン

オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく・・・。

第73回ベネチア国際映画祭でエマ・ストーンが最優秀女優賞、第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)ほか同賞の映画部門で史上最多の7部門を制した。第89回アカデミー賞では史上最多タイとなる14ノミネートをされ、監督賞、主演女優賞など6部門獲得するも、作品賞は「ムーンライト」に敗れた。そんな話題作ではあったが、そもそもあまりミュージカル映画には興味がない私。それでも「ウエスト・サイド物語」のような名作ミュージカルを期待して観たが、やはりダメだった。興味を惹くシーンがないまま、何か陳腐なラブ・ストーリーで、途中眠くなるほど。曲や映像は良かっただけに残念なのはストーリー。とてもアカデミー作品賞に値する作品とは思えず、受賞を逃したのも納得。

劇場公開日 2017年2月24日



>>ラ・ラ・ランドの続きを読む

  1. 洋画-ら
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-05

団地

★★+
団地
鑑賞No:02844
製作:2016年/日本/103分
監督:阪本順治
出演:藤山直美/岸部一徳/大楠道代/石橋蓮司

三代続いた漢方薬の店を売り払い、団地へ越してきた清治とヒナ子夫妻。昼間から散歩ばかりの清治に団地の住人たちはあれこれと噂をしているようだが、ヒナ子はそんなことも気にせずパートに出かける毎日を送っていた。清治が散歩に出なくなり、ヒナ子の家にスーツ姿の若い男が出入りするようになると、離婚、清治の蒸発、さらには殺人か、などと好き勝手なことを噂される始末。ヒナ子夫妻にまつわる噂はさらに拡大し、警察やマスコミまでをも巻き込む事態へと発展するのだが・・・・。

大阪の団地を舞台にした騒動を描いたコメディ作品、だけかと思ったら、団地内の噂は主人公夫婦の離婚?旦那の失踪?はたまたバラバラ殺人?と飛躍していき、どのような方向、結末に向かっていくのか、全く読めないストーリー展開だった。また、作品の雰囲気とは明らかに異なる違和感を醸し出す斎藤工演じる真城の存在はますます分からなくしてしまう。そして終盤の予想外の展開。単なるコメディでもなく、ミステリーでもなく、実はSF作品だったとは!それで、これまでの真城の言動は一応理解できたが、どうもラストはもやもやした終り方で、スッキリしなかったのは残念。

劇場公開日 2016年6月4日



>>団地の続きを読む

  1. 邦画-た
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-04

四十七人の刺客

★★★★+
四十七人の刺客
鑑賞No:00810
製作:1994年/日本/129分
監督:市川崑
出演:高倉健/中井貴一/宮沢りえ/岩城滉一

元禄14年3月14日、江戸城で赤穂城主・浅野内匠頭が勅使饗応役・吉良上野介に対し刃傷に及ぶ。これにより内匠頭は即日切腹、赤穂藩は取り潰しとなるが、吉良はお咎めなしとの裁断がくだる。この一方的な裁断には、時の宰相・柳沢吉保と上杉家江戸家老・色部又四郎の策謀があった。急報を受けた赤穂藩は騒然となり、篭城か開城かで揺れるが、筆頭家老・大石内蔵助は吉良を討つべく、動き始める・・・。

「忠臣蔵」を新解釈し、一種の情報・経済戦争として描いた忠臣蔵映画。数多い忠臣蔵ものの中で、かなり義理人情部分をそぎ落とし、塩相場を利用した経済戦略や意図的な流言などによる世論操作などにスポットを当てたあたりなど、異色かつ新鮮で面白い。ただ、これほどの語りどころの多い話を、2時間あまりで描くにはやはり無理があるのか、消化不良感は否めない点もあるが、忠臣蔵ものの中でも特筆すべき作品のひとつである。

劇場公開日 1994年10月22日

>>四十七人の刺客の続きを読む

  1. 邦画-し
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-03

竹取物語

★★★
竹取物語
鑑賞No:00309
製作:1987年/日本/121分
監督:市川崑
出演:沢口靖子/三船敏郎/中井貴一/若尾文子

“かぐや姫”の物語を、誕生から月に戻るまで、ロマンスと特撮を織り交ぜて描く。我が子を失った初老の夫婦がある日、光る竹やぶの中で赤ん坊を見つける。その子供はやがて美しい娘へと成長し、かぐや姫と呼ばれるようになる。そんなかぐや姫のもとに、安倍の右大臣、車持の皇子、大伴の大納言の三人がやって来て彼女に求婚する。そこで世に得がたい宝物といわれる蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣、竜の首の玉を持って来た人に嫁ぐことにするが・・・。

基本的なストーリーはいわゆる日本最古の物語である「竹取物語」に割と沿っているので、子供に見せるのにいい映画かもしれない。ストーリーが判っているので意外性は乏しいが、安心して観られる。当時としてはまだ珍しい特撮を駆使しており、それなりの迫力があったし、ラストの月に戻るシーンはスピルバーグ映画っぽいイメージを感じた。(もっとも、「E.T.」は「竹取物語」の盗作だという裁判があったみたいだが・・・)かぐや姫を演じた沢口靖子も初々しく可愛い。

劇場公開日 1987年9月26日

>>竹取物語の続きを読む

  1. 邦画-た
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-02

ビッグ

★★★★
ビッグ
鑑賞No:00190
原題:Big
製作:1988年/アメリカ/104分
監督:ペニー・マーシャル
出演:トム・ハンクス/エリザベス・パーキンス

チビであることが悩みのジョッシュは、カーニバルの夜に願いをかなえてくれる魔王のボックスにコインを入れる。翌朝起きると、心は12歳のままジョッシュの身体は35歳の“ビッグ”になっていた。家を追い出されたジョッシュはニューヨークにやってきて玩具会社に就職するが・・・。

12歳の少年がある朝突然35歳の男に変身してしまうという奇想天外なお話し。奇想天外な話ではあるが、観ているものにチョッとした夢と幸せを与えてくれる映画でもある。当時はまだ若くコメディタッチの映画が多くてあまり評価されていない感があったトム・ハンクスだが、現在のような誰もが認める演技派の片鱗をみせる大人の姿をしながら子供の心を持った少年の演技はすばらしい。ちなみにこの映画を観ていてちょっと思ったのは、自分なら逆(大人の心?を持った少年)のほうがいいな~ってことでした。

劇場公開日 1988年7月30日



>>ビッグの続きを読む

  1. 洋画-ひ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-01

ダイ・ハード2

★★★★+
ダイ・ハード2
鑑賞No:00136
原題:Die Hard 2
製作:1990年/アメリカ/124分
監督:レニー・ハーリン
出演:ブルース・ウィリス/ボニー・ベデリア

ナカトミ・ビル事件から1年後のクリスマス・イヴ。ワシントン・ダレス空港に妻を迎えに来たマクレーンは空港内で不審者2名を見つける。荷物室で銃撃戦となり1名を射殺するが、その男はその後空港の管制機能を制圧するテロリストの一味だった・・・。

大人気シリーズの第2弾。1作目の高層ビルから場所を空港に移して繰り広げられる大バトル・アクション。ビルの内部という限られた中で追われながら戦うといった第1作での緊迫感は薄れた反面、空港という広い空間でアクションは「うそでしょー」ともいえる派手さが目立った。特にラストの飛行機爆破シーンにはあまりにも・・・との感はあるが、前作同様大いに楽しめる作品となっている。

劇場公開日 1990年9月21日



>>ダイ・ハード2の続きを読む

  1. 洋画-た
  2. TB(0)
  3. CM(0)