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2018-01-31

かずら

★★★+(3.5)
wかずら
鑑賞No:02173
製作:2009年/日本/94分
監督:塚本連平
出演:三村マサカズ/大竹一樹/芦名星/ベンガル

とある田舎町の建設会社に勤める森山茂は家族と平和に暮らす35歳の独身。彼の最大の悩みは若禿で、それがコンプレックスゆえに何事にも積極的になれなかった。ある日、茂は東京転勤を命じられ、東京にやってくる。そこで目に飛び込んできたのはカツラの広告だった。転勤を機に自分を変えようとカツラ会社を訪ねるが、あまりの高額に断念する。そのとき目にしたのが、怪しげな“大和田カツラ”というチラシだった・・・・。

やたらお笑いタレント起用の映画が多い昨今で、その多くはつまらないものも多く、バカバカしさでいえばこの映画も例外ではないが、何故か楽しめた。薄毛の人にとってはとても切実な悩みであり、その悩みを解消することで人生を積極的に生きていこうとする気持ちは大いに分かる気がする。しかし、周りの人は本人が思っているほど気にしておらず、本当に見る目のある人は外見ではなく内面を大切にすることをつくづく知らしめてくれる映画。大竹一樹演じるカツラ屋のアフターサービスの凄さには観ていて拍手喝采。

劇場公開日 2010年1月30日

(予告編なし)

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2018-01-30

アンチクライスト

★★+(2.5)
wアンチクライスト
鑑賞No:02159
原題:Antichrist
製作:2009年/デンマーク・ドイツ・フランスほか/104分
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:シャルロット・ゲンズブール/ウィレム・デフォー

セックスの最中に事故で幼い息子を亡くした夫婦。深い悲しみと罪悪感から精神を病んでいく妻を救おうと、セラピストの夫は催眠療法で妻の恐れる場所を聞き出し、そこに連れて行って治療することにする。そこは妻が夏の間、論文を仕上げるために過ごした森の中の山小屋だったが、妻の精神は悪化の一途を辿っていき・・・・・。

第62回カンヌ国際映画祭で過激なエログロ描写が物議を醸した問題作。狂気の妻をシャルロット・ゲンズブールはこの作品で主演女優賞を獲得している。ストーリーは単純ながら、内容は極めて分かりにくい。子供を失った罪悪感は分かるが、それによって崩れていく妻の精神と、その狂気の刃が夫に向けられる過程がどうっも分かりにくく、特に前半部は非常に退屈。そして狂気の後半部に入るが、後半部はエロと凄惨部ばかりで、目を背けたくなるシーンも多い。冒頭からラストまで救いようのない映画で、壮絶な地獄絵図が展開されるので、覚悟して観る必要あり。

劇場公開日 2011年2月26日



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2018-01-29

エンジェル ウォーズ

★★(2.0)
wエンジェル ウォーズ
鑑賞No:02176
原題:Sucker Punch
製作:2011年/アメリカ/110分
監督:ザック・スナイダー
出演:エミリー・ブラウニング/アビー・コーニッシュ

母の死後、遺産を狙う義父のせいで妹まで亡くし、精神医療施設に入れられた少女ベイビードール。5日後にロボトミー手術が決まり、絶望的な現実から逃避しようと幻想を見るようになる。幻想の中で賢者から5つのアイテム=地図、火、ナイフ、鍵、そして“何か”を集めれば自由になれると教わった彼女は、4人の仲間とアイテムを集める旅に出る・・・・。

黒澤明監督や日本文化に影響を受けたといわれるザック・スナイダー監督らしく、日本刀や寺院、鎧を着た武将など、日本を想像させる映像が多く出てくる。ただ、映画の大半は幻想で、ゆえに何でもありの世界で、必然性はなく、ストーリーも分かりにくい。よってストーリーを楽しむというよりも、非現実的なアクション映像のみを楽しむ映画といえる。

劇場公開日 2011年4月15日




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2018-01-28

福耳

★★★(3.0)
w福耳
鑑賞No:02139
製作:2003年/日本/109分
監督:瀧川治水
出演:宮藤官九郎/田中邦衛/高野志穂/司葉子

フリーターの里中高志は以前入院していた病院で一目ぼれした看護婦・桂を追い、浅草の高齢者マンションでアルバイトを始める。その初日、高志はマンションの入口で奇妙な老人・藤原と出会う。ところが藤原はすでに昨日死んでいたのだった。そしてその老人・藤原は高志に憑りついてしまう。そして、藤原が生前好きだった千鳥への想いを、高志の体を使って伝えようとしていたのだった・・・・。

宮藤官九郎の初主演映画。初主演ということでまだ初々しさというか素人っぽさが残る映画。田中邦衛が死んで他人に憑りつく人を控えめな演技で好演している。主人公に憑りついた理由はラストで分かるけど、タイトルになっている「福耳」はあまり重要なキーワードではないようで、ちょっと物足らなかった。ストーリーの素材はなかなか面白い気がしたが、少しコメディ調が強すぎたせいか、心に沁みる映画とまでは行かなかった。最近おネエ系タレントが増加しているせいか、ベテラン俳優のオカマ役をよく目にするが、本作では宝田明がその役を好演していた。

劇場公開日 2003年9月13日



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2018-01-27

雷桜

★★★(3.0)
w雷桜
鑑賞No:02096
製作:2010年/日本/133分
監督:廣木隆一
出演:岡田将生/蒼井優/小出恵介/柄本明

将軍家斉の十七男に生まれた斉道。早くに母親を亡くし、母の愛情を知らずに育った斉道は、心の病を抱えていた。そんな彼はある日、療養を兼ねて家臣の瀬田助次郎の故郷・瀬田村を訪れ、女の天狗と出会う。その女天狗の正体は、幼い頃に誘拐され、山奥で育てられていた瀬田助次郎の妹・遊だった。斉道は、自由奔放な遊に惹かれていき・・・・。

時代劇版ロミオとジュリエットのような作品。身分の差によって現世ではかなわぬ恋を若手俳優2人の熱演で演じてはいるが、お涙ちょうだいとまではいかない内容ようだった。どうもこの2人、どうしても感情移入できない役柄というか演技というか・・・。もともとラブ・ストーリーはあまり好みではないからかもしれない。それでも観れたのはむしろ脇役の人たちの存在で、特に柄本明の存在・演技で、かろうじて時代劇としての風格を保っていたよう。この人がいなかったら、時代劇の格好をした単なるラブドラマにすぎなかったかもしれない。

劇場公開日 2010年10月22日



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2018-01-26

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男

★★★+(3.5)
w太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
鑑賞No:02161
製作:2011年/日本/128分
監督:平山秀幸
出演:竹野内豊/ショーン・マッゴーワン/井上真央/山田孝之

1944年、太平洋戦争末期のサイパン島。圧倒的な戦力を誇るアメリカ軍に対し、日本軍守備隊は最後の突撃を敢行し、玉砕してしまう。しかし、生き残った大場栄大尉は残存兵力を組織し、抵抗を開始する。そして、大場は47人の兵士たちと共に、512日もの間敵に立ち向かい、多くの民間人を守っていく。やがて彼の不屈の戦いぶりは、敵軍の将校ハーマン・ルイス大尉に畏敬の念を抱かせることに・・・・。

大場栄の名は恥ずかしながらこの作品を観るまで知らなかった。そもそも歴史好きにも拘らず、直近の大きな歴史事象である太平洋戦争についてあまり興味も知識もないのが恥ずかしい限り。この映画は大場栄を主役としながらも、日本側からだけの視点ではなく、アメリカ側の視点も入れ、2つの異なる視点から大場栄という人物を浮き彫りにしている。ただ、その割には、大場の活躍や偉大さなどが前宣伝に比べさほど表現されていないのがちょっと残念。人物のインパクト性では竹野内豊よりも唐沢寿明の方があった。

劇場公開日 2011年2月11日



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2018-01-25

ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男

★★★+(3.5)
wザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男
鑑賞No:02152
原題:The Hoax
製作:2006年/アメリカ/116分
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:リチャード・ギア/アルフレッド・モリーナ

売れない作家のクリフォード・アーヴィングは、勢いだけで今世紀最大の大作を持ち込むと約束してしまう。自ら窮地に立った彼は、変り者で人前に姿を見せない大富豪ハワード・ヒューズのニセ自伝を書くことを思いつく。筆跡をまねて彼の手紙を偽造し、ニュース映像からヒューズの声や話し方の特徴をつかみ、周囲の人々を騙し続けていく。やがて彼は嘘を続けるうちに、現実と虚構の区別がつかなくなっていく・・・・。

1971年のニューヨークで実際に起こった、アメリカ史上最大規模の詐欺事件の映画化。この事件は知らなかったが、高度情報化時代の現代では考えられないほど、意外とばれずに成りすまして自伝ができることにある意味感心した。今なら、過剰なまでのマスコミと、ネット情報ですぐにばれてしまうだろうが・・・。でも時代もそうだが、アーヴィングも偽装のためにありとあらゆる知恵を絞り、綱渡りを渡るがごとく、詐欺を続けていくところは観ていてハラハラドキドキする。でも、嘘も続けてなり切ってしまうと、本当と嘘の境目がわからなくなるものか・・・?

劇場公開日 2011年4月30日



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2018-01-24

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル

★★★(3.0)
wチャーリーズ・エンジェル フルスロットル
鑑賞No:01219
原題:Charlie's Angels: Full Throttle
製作:2003年/アメリカ/106分
監督:マックG
出演:キャメロン・ディアス/ドリュー・バリモア

3人のエンジェル、ナタリー、ディラン、アレックスにある日、新たな指令が下る。今回のミッションは、テロリスト集団によってアジア大陸の奥深く、モンゴルとシベリアの国境に拉致された米警察機構要人の救出。エンジェルたちは、早速いつものように得意の変装でテロリストのアジトに潜入。そして彼女たちは武術などを華麗に駆使し、鮮やかに作戦を遂げる。だが、テロリストの真の目的は連邦証人保護プログラムで匿う対組織犯罪の最重要証人リスト。そして、要人レイは、リストにアクセスするための重要アイテムである肝心の“指輪”を奪われてしまっていた・・・・。

2000年製作の「チャーリーズ・エンジェル」の続編。主演の女性3人も前作同様で、アクションはタイトル通り、フルスロットルとばかりにスケールアップしている。新キャラとしてデミ・ムーアが出演しているが、役作りのために美容・整形した肉体美は見もの。ちなみにチョイ役で元夫のブルース・ウィリスが出演しているのも洒落ている。何も考えずに観る分には派手で面白いけど、ストーリーそのものは脈絡のないストーリーで、突っ込みどころは多い展開です。

劇場公開日 2003年6月28日



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2018-01-23

これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫

★★(2.0)
wこれでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫
鑑賞No:02187
製作:2011年/日本/110分
監督:佐藤英明
出演:浅野忠信/堀北真希/阿部力/木村多江

大好きな少女マンガを作りたくて出版社に入社した武田初美。しかし「少年サンデー」に配属された彼女は、人気絶頂のギャグマンガ家・赤塚不二夫の担当にされてしまう。マジメで乙女な初美は初日から振り回されっぱなしで溶け込めなかったが、赤塚の強烈な手ほどきを受けていくうちに、初美は徐々にその才能を開花し、やがて2人は最強のコンビになっていく・・・・。

どこまでが本当の話か分からないが、ぶっ飛んだ赤塚不二夫という漫画家の一面を見ることはできるが、それは想定内の側面でしかなかったというのが感想。最初から最後までバカバカしいともいえる赤塚の見た目だけの言動が描かれているが、実は・・・といった赤塚の隠された内面的なものは全く描かれていないため、意外性や感動もなく、ただ単に赤塚不二夫ってこんな変な漫画家だったんだ・・・という印象しか残らない薄っぺらい作品になってしまっているのが残念。

劇場公開日 2011年4月30日



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2018-01-22

メリーに首ったけ

★★★(3.0)
wメリーに首ったけ
鑑賞No:00892
原題:There's Something about Mary
製作:1998年/アメリカ/119分
監督:ピーター・ファレリー/ボビー・ファレリー
出演:キャメロン・ディアス/マット・ディロン

ロードアイランド。作家志望のテッドは高校時代以来13年間、皆の憧れの的だったメアリーのことが忘れられないでいる純情男。メアリーの知的障害の弟ウォーレンがいじめられているのを助けたことで彼女から卒業パーティに誘われたのはいいが、迎えに行った先の彼女の家でなんと大事なナニをジッパーにはさんでしまうという大失態を演じたのだった。そんな過去もなんのその、彼女へのつきせぬ想いから、テッドは友人ドムの紹介で保険調査員ヒーリーをメアリーが現在住むマイアミに派遣、彼女の身辺を探ってもらうことに・・・・。

恐らくこのころのキャメロン・ディアスが一番キュートではなかったのかと思わせる作品。キャメロン・ディアス演じるメアリーを取り巻く男連中とともに、観る者(特に男性)を首ったけにします。メアリーはセクシーでキュートだけれど、それだけの女性はたくさんいます。しかし、男性たちが首ったけになるのは見た目だけの理由ではなく、彼女の性格というか生き方に大いに関係している。まさに彼女の奔放で優しくピュアなところでしょうか。ただ、彼女を取り巻く男性陣はクズな奴らばかりだけれど、どこか憎めない。下品で安っぽい感じの映画だけれど、意外と丁寧な作りの作品。

劇場公開日 1999年1月30日



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2018-01-21

花のあと

★★★+(3.5)
w花のあと
鑑賞No:02203
製作:2009年/日本/107分
監督:中西健二
出演:北川景子/甲本雅裕/宮尾俊太郎/國村隼

女でありながら男顔負けの剣術の腕を持つ以登は、一度だけ竹刀を交えた海坂藩随一の剣士・江口孫四郎に、一瞬にして熱い恋心を抱く。しかし、以登にも孫四郎にも、ともに家の定めた許嫁がいた。以登はひそかな思いを断ち切って、江戸に留学中の許嫁の帰りを待ち続ける。数か月後、以登のもとに藩命で江戸に向かった孫四郎が自ら命を絶ったという知らせが入る・・・。

主演の北川景子のための映画のようで、その美しさと可憐さを惹き立てながら、女ながら剣の達人でもある以登役を好演していた。一度竹刀を交えただけで一目ぼれする相手の男優は知らない役者だったので、ちょっとインパクトがなかったのが残念だが、普段はそんなに目立たない脇役の多い甲本雅裕が、見た目はパッとしない許嫁だがだんだん頼もしい存在として以登を陰ながら助けていく様は格好良かった。ストーリー的には単純で、特にドンデン返し等意外性はないが、その分判りやすい。

劇場公開日 2010年3月13日



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2018-01-20

ロシアン・ルーレット

★★★+(3.5)
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鑑賞No:02202
原題:13
製作:2010年/アメリカ/97分
監督:ゲラ・バブルアニ
出演:サム・ライリー/ジェイソン・ステイサム

父親が入院したため、大金が必要となった青年ヴィンス。そんな時、彼が仕事で訪れた家の男が危険な仕事で大金を手にしようとしていることを知る。しかし、その男は麻薬のオーバードーズで死んでしまい、ヴィンスはその男の代わりにその仕事に参加しようと企む。しかし、その仕事とは17人の中で誰が最後まで生き残るか、大金をかけたロシアン・ルーレットに参加することだった・・・。

主人公の背景(お金が入用な事情など)は最初に少し描かれているが、その他のゲーム参加者の人物やその背景はほとんど描かれていないため、映画を最後まで観るまでもなく、ゲームの結末は容易に予想されたため、ゲームの緊張感というのはイマイチだった。むしろ、大金を入手してからの逃走劇の方が何倍もハラハラした。そしてラストのジェイソン・ステイサムはまさに滑稽。何とかホッとする結末で一応満足。

劇場公開日 2011年6月18日



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2018-01-19

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密

★★★+(3.5)
wタンタンの冒険 ユニコーン号の秘密
鑑賞No:02205
原題:The Adventures of Tintin: The Secret of the Unicorn
製作:2011年/アメリカ・ニュージーランド/107分
監督:スティーヴン・スピルバーグ
声の出演:ジェイミー・ベル/アンディ・サーキス

ブリュッセルののみの市。少年タンタンはある店でひときわ目を引く精巧な帆船の模型に魅了され購入する。ところが購入直後、2人の男に売ってくれとしつこくせがまれる。その様子から、この模型は伝説の軍艦、ユニコーン号に違いないとタンタンは予想する。そして模型のマストから古い羊皮紙を見つけたタンタンは・・・・・。

まず驚かされたのが映像。CG技術は日進月歩だが、この映画の人の映像はすごい。(たぶんわざとだと思うが)アニメっぽくデフョルメされていると思うが、リアルさはピカ一。これだけリアルに作れるのであれば、もはや俳優もロケもいらないと思えるほど。ともかく映像に圧倒される作品。ただ、CGゆえ何でもアリの世界がチョット気になり、静止画的にはリアルだが、動画的にはリアルさがなかった。ストーリーも特筆するほどの内容ではなく、分かりやすいがありきたり。スピルバーグを知らない子供世代にはいいかもしれない。ラストは最近お決まりの、続編を予感させる終わり方だが、さほど続編を観たいと思わせるようなラストではなかった。

劇場公開日 2011年12月1日



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2018-01-18

笑の大学

★★★★(4.0)
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鑑賞No:01277
製作:2004年/日本/121分
監督:星護
出演:役所広司/稲垣吾郎/高橋昌也/小松政夫

昭和15年。劇作家の椿一は、新しい台本の検閲のため、警視庁の取調室に出向くが、そこに待っていたのは、これまで心から笑ったことのない検閲官、向坂だった。椿の新作を上演禁止にするため、向坂はありとあらゆる注文をつけるが、椿は苦しみながらも、向坂の要求を逆手に取ってさらに笑える台本を作り上げていく。こうして、2人の台本直しは、傑作喜劇を生み出すことに・・・・。

何度観てもそれなりに楽しめる秀作である。最近は豪華キャストで有名な三谷作品だが、この映画は設定上の性格もあって、大半は役所広司演じる検閲官と、稲垣吾郎演じる座付き作家のやり取りのため、ほとんどこの2人以外出てこない。映画の舞台も大半は取調室ということで、変化のない場所と登場人物の中で、これだけ笑わせる映画も凄い。場所や登場人物に変化がない分、また元は舞台劇ということもあって、多少セリフやアクションがオーバーな部分はあるが、終始観るものを飽きさせないストーリー展開には脱帽させられる。検閲官によって台本が大幅に修正させられていくが、逆にそれによってだんだん台本が面白くなっていくというのがストーリーの基本となっているが、笑いに何の興味もない検閲官の笑いに対する考え方が変わっていく様も見もの。

劇場公開日 2004年10月30日



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2018-01-17

SUPER 8/スーパーエイト

★★★+(3.5)
wSUPER 8_スーパーエイト
鑑賞No:02195
原題:Super 8
製作:2011年/アメリカ/111分
監督:J・J・エイブラムス
出演:エル・ファニング/カイル・チャンドラー

1979年、アメリカ・オハイオ州。14歳の少年ジョーは、5人の仲間と映画作りに没頭していた。ある夜、家を抜け出し、駅に忍び込んで撮影をしていた彼らは、貨物列車がトラックと衝突し、脱線・炎上する大事故を目撃してしまう。現場から命からがら逃げだした彼らは、このことを誰にも喋らないことを約束する。しかし、この事故以来、町では犬がいなくなったり、保安官ら9人が行方不明になるなどの不可解な出来事が続出する・・・・。

1980年代のスピルバーグ映画を彷彿させる作品で、「E.T.」と「スタンド・バイ・ミー」を足して2で割ったような内容。特に前半の、観客の興味を惹き、作品にのめり込ませていくストーリー展開は見事。それだけに後半の、(残念な意味で)意外な展開にはちょっとガッカリさせられた。あと、「E.T.」は造形的にはどうかと思うが愛嬌のある異星人だったが、この作品の異星人は可愛げも何もなく、感動的でもないため、印象薄い作品になりそう。

劇場公開日 2011年6月24日



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2018-01-16

タイタンの戦い (2010年版)

★★★(3.0)
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鑑賞No:01966
原題:Clash of the Titans
製作:2010年/アメリカ/106分
監督:ルイ・レテリエ
出演:サム・ワーシントン/ジェマ・アータートン

古代ギリシャ世代、傲慢な神々に人間が反旗を翻し、争いが激化していた。冥界の王・ハドスはアルゴス国に、破滅するか王女アンドロメダをいけにえに出すか選択するよう要求してきた。神々の王・ゼウスと人間の子である半神ベルセウスは王女を救うため、仲間とともに地獄山に旅立つが・・・・。

1981年に製作されたハリーハウゼン特撮の同名映画のリメイク。1981年版は観ていないが、多分映像的に大幅に進化を遂げた作品になっていると思う。ただ、最近の映画で嫌というほどCG技術を見せつけられているので、それと比べれば新鮮味はなかった。ただし、ギリシャ神話お馴染みのゼウスやメデューサ、クラーケン、ペガサスなどが出てくるのでそれだけでも楽しめる。前半ややだるい進行だが、中盤からスピード感あふれる戦闘シーンが盛りだくさん。ストーリーよりもあくまで戦闘シーンを楽しむ映画。

劇場公開日 2010年4月23日



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2018-01-15

君の膵臓をたべたい

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02885
製作:2017年/日本/115分
監督:月川翔
出演:浜辺美波/北村匠海/大友花恋/矢本悠馬

高校時代のクラスメイト・山内桜良の言葉をきっかけに教師となった“僕”は、教え子の栗山と話すうちに、桜良と過ごした数カ月間の思い出をよみがえらせていく。高校時代の“僕”は、膵臓の病を抱える桜良の秘密の闘病日記を見つけたことをきっかけに、桜良と一緒に過ごすようになる。そして桜良の死から12年後、彼女の親友だった恭子もまた、結婚を目前に控え、桜良と過ごした日々を思い出していた・・・・。

余命を宣告された桜良と、その秘密を知った“僕”とのせつないラブストーリーを描いているが、前向きで明るい桜良と、他人に関心のない“僕”とのやりとりからは事の深刻さやせつなさは伝わってこない不思議な関係なので、普通のラブストーリーとして観れる。それゆえ、その分、ラストに切なさが急激に押し寄せてくる。それにしても桜良のキャラクターには非常に好感が持てた。なので、常道ではあるが、病気で死んで欲しかった。衝撃というか、ショックというか、あっけにとられたのはその死に方。「それはないでしょう!」と思わず叫んでしまった。すべては常道だったのにここだけ違った。ラストの闘病日記の中身や隠された手紙も予想を裏切らない内容でまたしても涙した。

劇場公開日 2017年7月28日



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2018-01-14

ザ・ファイター

★★★★+(4.5)
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鑑賞No:02193
原題:The Fighter
製作:2010年/アメリカ/116分
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:マーク・ウォールバーグ/クリスチャン・ベール

マサチューセッツ州ローウェルに住むプロボクサーの兄弟。兄のディッキーは町が誇る天才肌のボクサーだが、その短気で怠惰な性格からすさんだ毎日を送っていた。一方異父弟のミッキーは、地道な性格だったが、兄と母の無茶なマッチメイクもあり、どうにも勝つことが出来ない。そんなある日、ディッキーが薬物に手を出し逮捕されてしまい、ミッキーはリングから遠ざかっていく・・・・。

兄・ディッキー役のクリスチャン・ベールと、母・アリス役のメリッサ・レオが第83回アカデミー賞助演賞をW受賞した作品。納得できる受賞で、主演のマーク・ウォールバーグの存在が霞むほど。特にクリスチャン・ベールはドラッグまみれの麻薬依存症の役を見事に演じ、そのその存在感は大きかった。モンスター母役のメリッサ・レオとともにこの2人がこの作品を引っ張っているといっても過言ではない。試合のシーンはボクシング中継のプロが撮影しただけあって、リアルな臨場感を醸し出している。

劇場公開日 2011年3月26日



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2018-01-13

落語娘

★★★★(4.0)
w落語娘
鑑賞No:02160
製作:2008年/日本/109分
監督:中原俊
出演:ミムラ/津川雅彦/益岡徹/伊藤かずえ

12歳のときに落語に目覚めた香須美は、大学の落研で学生コンクールを総なめにし、プロの門をたたく。しかし、女性ということで受け付けてもらえずにいると、彼女を拾ってくれたのは業界の異端児と言われた三々亭平佐だった。しかし平佐は一度も稽古をつけてくれないばかりか、不祥事を起こして寄席にも出入り禁止となっていた。そんな平佐にTV局から、これまで演じた者は必ず命を落とすといわれる「緋扇長屋」に挑む話が舞い込んできて・・・・。

まったく知らない映画だったが、これが意外と面白く、ストーリーもよくできている。女落語家が主役という設定も変わっていていいが、それゆえまだまだ閉鎖的な古典芸能の世界を奇しくもより明確に表現している。また、この難しい役を、ミムラがこれまでのイメージを払拭したかのごとく好演している。最初は人間ドラマと人情ドラマが混ざったライトコメディかと思いきや、途中からはミステリーとホラーの要素も垣間見せ、興味津々な内容に。そして意外とあっさりと流されてしまうかと思った「緋扇長屋」の話を、津川雅彦の見事な語り口と再現ドラマで堪能させてくれた。最後もオチも粋で、最後まで楽しませてくれた映画。

劇場公開日 2008年8月23日



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2018-01-12

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ

★★+(2.5)
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鑑賞No:02156
原題:I Spit on Your Grave
製作:2010年/アメリカ/106分
監督:スティーヴン・R・モンロー
出演:セーラ・バトラー/ジェフ・ブランソン

新作執筆のために人里離れた山奥の別荘にやって来た作家のジェニファー。しかし、地元の男たちが別荘に侵入し、ジェニファーに襲い掛かってきた。男たちの隙をついて逃走したジェニファーは、保安官に助けを求めるが、実は保安官も男たちとグルだった。再び別荘に連れ戻されたジェニファーはレイプされたうえ、殺されそうになる。しかし、射殺される寸前に川に身を投じ・・・・。

ストーリーは単純。複数の男性にレイプされた女性が、命からがら男たちから逃げ延び、次々と復讐を果たしていくというもの。レイプシーンではこの主役の女性ジェニファーにかなり同情したが、後半の復讐劇を見ていると、その同情も次第に薄れていくのを感じざるを得なかった。それぐらい、ジェニファーの復讐方法は凄惨で、何度目を背けたことか! 「女性を怒らせると本当に怖い」「女性には乱暴してはならない」ということを改めて痛感させられる映画。ホント、痛い映画です。

劇場公開日 2011年6月4日



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2018-01-11

モンスターズ 地球外生命体

★★★(3.0)
wモンスターズ 地球外生命体
鑑賞No:02158
原題:Monsters
製作:2010年/イギリス/94分
監督:ギャレス・エドワーズ
出演:ホイットニー・エイブル/スクート・マクネイリー

地球外生命体が繁殖し、国の半分が隔離地帯とされたメキシコ。そのメキシコでスクープを狙っていたカメラマンのコールダーは、そこで怪我をした社長令嬢のサマンサをアメリカの国境まで送り届けるよう上司から命令される。2人はモンスターの襲撃を避けながら海岸に向かうが、コールダーのミスでパスポートとチケットを盗まれ、最後の船を逃してしまう・・・・。

モンスター映画というよりは、ロードムービーといった感の映画。特に前半はその趣が強い。よって前半と後半の映画の印象は異なる内容となっている。作品自体は製作費130万ドルといわれているように低予算映画で、予算に見合った内容。モンスターも期待するべきものではなく、タコのお化けのような造形で、新規性も斬新性もないが、予算的にしょうがないか?

劇場公開日 2011年7月23日



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2018-01-10

KING GAME キングゲーム

★+(1.5)
wKING GAME キングゲーム
鑑賞No:02175
製作:2009年/日本/93分
監督:江川達也
出演:石田卓也/芦名星/窪塚俊介/木村佳乃

ある日突然何者かによって同じ場所に集められ、外部と遮断された状況で王様ゲームを行うはめになった見知らぬ10人の男女。実は彼らはそれぞれ秘密の契約に基づき集められ、自分の本名も目的も明かすことは許されていなかった。やがてゲームが続けられていくうちに王様の要求はエスカレートし・・・・・。

「カイジ 人生逆転ゲーム」や「LIAR GAME The Final Stage」のようなヒット密室ゲームものにあやかったような映画。ただし、過去観た密室ゲームものの中ではダントツで最低な作品。面白くもなく、スリルもなく、ゲーム内容も酷く、オチは何なの?で最後まで観るのも苦痛だった。あとで監督を見ると、江川達也・・・? たまにTVでコメンテイターのようなことをしている人? それで納得。素人監督か。それにしてもちょっとTV出て名前売っただけで、監督づらしてこんなひどい映画を撮るなんて・・・。残念です。

劇場公開日 2010年8月28日



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2018-01-09

クレイジー・ナイン

★+(1.5)
wクレイジー・ナイン
鑑賞No:02884
原題:老笠 Robbery
製作:2015年/香港/92分
監督:ファイア・リー
出演:デレク・ツァン/J・アリエ/ラム・シュー

金も彼女も居場所もない青年ラウは、偶然立ち寄ったコンビニで求人のビラを見かけ、応募してみたところ即採用される。イヤミな店長から小言を浴びせられても全く気にしないラウは、売り物のコンドームに穴を開けたりサンドイッチにイタズラしたりとやりたい放題。やがて、ラウがイタズラしたサンドイッチを購入した老人が戻ってきて、返品を要求する。返品に応じないばかりかクレーマー扱いする店長に怒りを爆発させた老人は、驚くべき行動に出る・・・・。

まだこんなひどい映画があったのか?とびっくりさせられた作品。香港映画だから仕方ないか、と言ってしまえばそれまでだが、ストーリーはハチャメチャと言うか、無いに等しいし、グロシーンは満載で観ていて気分が悪くなりそう。一見シリアスな内容のようで実はコメディなのだろうけど、全く笑えない。ともかく全編通してエログロなので笑いに直結しない。久しぶりに観た最低映画の作品の一つとなった。

劇場公開日 2017年2月25日



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2018-01-08

君の名は。

★★★+(3.5)
w君の名は。
鑑賞No:02883
製作:2016年/日本/107分
監督:新海誠
声の出演:神木隆之介/上白石萌音/長澤まさみ

1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉だったが、やがて彼らは意外な真実を知ることになる・・・・。

男子高校生と女子高校生の心と身体が入れ替わる現象といえば即座に大林宣彦監督の「転校生」(1982年)が頭に浮かぶ。本作に関する予備知識は全くなかったため、パクリ作品かとも思って観ていたが、男女の身体の入れ替わり」という基本的な設定は同じだったが、展開はまったく違っていた。タッチこそはどちらもコメディっぽい感じだが、「転校生」の方はこの入れ替わり状態に対して2人とも絶望感に追い込まれていくという、シチュエーションそのものに対する男女の感情や行動を描いているのに対し、「君の名は。」の方はテーマが男女の身体の入れ替わりにあるのではなく、彗星落下と言うディザスターものだったとは・・・。状況の急変に観ていて驚きはしたものの、思ったほどの興味は湧かず、むしろそれまでのコメディタッチや展開が台無しのようなストーリーの急変に面白味は半減した感が強い。本作品で驚いたというか感心したのはビジュアルの綺麗さ・リアルさ。アニメでこれほど細部までリアル感を出す必要があるのかと思わせる映像美は注目。

劇場公開日 2016年8月26日



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2018-01-07

南極物語

★★★★+(4.5)
w南極物語
鑑賞No:02196
製作:1983年/日本/145分
監督:蔵原惟繕
出演:高倉健/渡瀬恒彦/岡田英次/夏目雅子

昭和33年2月。南極の昭和基地から第一次越冬隊員が第二次隊員と交替すべく観測船“宗谷”へと空輸される。しかし、例年にない悪天候のため第二次隊員は昭和基地へは行けず、第二次越冬は中止と決定してしまう。犬係の潮田と越智は、基地に残された15匹の犬を救うよう懇願するが、満身創痍の“宗谷”はもはや南極にとどまる余力はなかった・・・・。

現在放映されているTVドラマ「南極大陸」に感化され(とはいってもドラマの方は見ていないが・・・)、1983年の名作映画「南極物語」を観た。いわずと知れたタロ・ジロと南極観測隊員の奇跡の再会を実話を基に描いた映画。極寒の南極に取り残された15頭の犬たちが、生き抜くために必死で餌を求め、寒さに耐えていくが、次々と死んでいく姿には、非常にせつなく、涙なしでは観られない。高倉健ほか豪華な出演陣だが、この映画では誰も目立たず、主役は犬たちで犬たちのシーンだけが印象に残る。また、犬とはいえ、彼らの人間と変わらぬ(あるいはそれ以上の)友情や絆には驚かされる。さすがにラストの再会のシーンはやはり胸にじーんとくる。

劇場公開日 1983年7月23日



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2018-01-06

まほろ駅前多田便利軒

★★★★(4.0)
wまほろ駅前多田便利軒
鑑賞No:02198
製作:2011年/日本/123分
監督:大森立嗣
出演:瑛太/松田龍平/片岡礼子/鈴木杏

東京郊外のまほろ市の駅前で便利屋を営む多田啓介。バツイチの彼は、拭えない過去を持ちながらも地道に仕事をこなしている。ある年の正月、仕事からの帰り道で、別の依頼人から預かったチワワを見失ってしまう。必死に探す多田は、バス停でチワワを抱いている男を見つけるが、その男は中学時代の同級生、行天春彦だった。行天は突然、多田に今晩泊めてくれと頼むが・・・・。

ゆったりとしたテンポで淡々と話が進むので、ありがちな「まったり系」映画かと思いきや、結構重い内容もあり、過激なシーンもありと、単なる日常ドラマでもない面白さがあった。また、瑛太と松田龍平という、個性の異なる2人の俳優の、着かず離れずのコンビぶりも新たな魅力を醸し出していた。特に肩肘張らない、飄々とした松田龍平演じる行天には妙に惹かれた。2人が暴漢に襲われた後、瑛太が発する「なんじゃこりゃ~」に対して、松田龍平がつぶやく「全然似てない」には思わず大爆笑。往年のTVドラマ「太陽にほえろ!」での有名なセリフだが、本家本元・松田優作の実の息子・龍平が言うだけについ笑ってしまう。

劇場公開日 2011年4月23日



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2018-01-05

リセット

★+(1.5)
wリセット
鑑賞No:02199
原題:Vanishing On 7th Street
製作:2010年/アメリカ/91分
監督:ブラッド・アンダーソン
出演:ヘイデン・クリステンセン/タンディ・ニュートン

ある夜、世界規模の大停電とともに、地球上の人々が、衣服や靴をその場に残して謎の消失を遂げてしまう。その後も電気は復旧せず、夜の時間がどんどん長くなっていく。停電の際、偶然光を身につけていたルークは消失を免れ、発電機による光がもれる一軒のバーにたどりつく。そこには同じく消失を免れた男女がいたが・・・。

つくつぐ、ネタ切れなんだな~と思う映画。一見、観る者を惹きつけるかのような現象設定だけしておいて、ラストまで解決・解明しない手口はもはや詐欺と言っても過言ではない。謎だらけの現象も、途中から中だるみを始め、興味は薄れ、結末にはただただ唖然。こんな無責任なストーリーがこの映画だけでなく、最近散見されるのがちょっと不安というか残念。

劇場公開日 2011年2月5日



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2018-01-04

ゴーストバスターズ(2016年)

★★★+(3.5)
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鑑賞No:02882
原題:Ghostbusters
製作:2016年/アメリカ/116分
監督:ポール・フェイグ
出演:クリステン・ウィグ/メリッサ・マッカーシー

アメリカ・ニューヨーク。コロンビア大学の素粒子物理学者のエリン・ギルバートは、心霊現象を科学的に証明する研究を重ねていたが、研究費を打ち切られ、大学をクビになってしまう。エリンは自らの知識と技術力を生かすため、幽霊退治の専門会社「ゴーストバスターズ」を立ち上げるが・・・・。

1980年代に一世を風靡した「ゴーストバスターズ」を、女性をメインキャラクターに新たに復活させたアクションコメディ。幽霊退治屋「ゴーストバスターズ」を始める科学者たちが男性から女性に代わるなど、設定は代わっているものの、基本的なストーリーは1984年製作の1作目と同じような展開。ゴーストが多数登場するということで、映像は最新のVFX技術が駆使されていると思うが、驚いたのは30年以上前に製作された「ゴーストバスターズ」のVFX技術だ。いま観ても、鑑賞に堪えうる映像に当時の技術レベルの高さに改めて感心させられた。作品的には男性を女性に変え、目先だけを変えたB級映画かと思いきや、オリジナルのコンセプトは保ちながら、新たなコーストバスターズを確立し、大いに楽しめた。オリジナルの主要キャストである、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、シガニー・ウィーバーなどが揃ってカメオ出演しているのも嬉しい。ただ、コメディ性としてはやはりオリジナルには及ばない気がした。

劇場公開日 2016年8月19日



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2018-01-03

ばかもの

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02181
製作:2010年/日本/120分
監督:金子修介
出演:成宮寛貴/内田有紀/白石美帆/中村ゆり

群馬県高崎市で地元の三流大学に通うヒデは、ある日、近所のおでん屋で店の女将の娘、額子と出会う。数日後、その額子と同じバイト先で再会したことから、二人は成り行きで肉体関係を持ち、ヒデは額子にのめりこんでいく。しかし、ある夜、額子はヒデを公園の木に縛り付け、彼の下着を降ろしたまま、彼に別れを告げて去って行った・・・・。

予備知識が全くないまま、少々軽薄な大学生と年上の女性とのよくあるラブストーリーかと思いながら観ていたが、意外な展開と、10年にわたるドラマで見ごたえ十分の、いい意味で期待を裏切った作品。ヒデが額子との愛を貫き通したため、彼に惹かれてていく他の女性たちの運命がせつなかった作品だが、良き家庭だった大須家が、ヒデと額子の出会いによって崩壊寸前にまでなっていく様もせつなく、明らかに悪い人間が登場人物の中にいるわけではないので、やりきれない気持ちになる映画。一見、強気で奔放な年上女性を内田有紀が見事に好演していた。

劇場公開日 2010年12月18日



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2018-01-02

クッキー・フォーチュン

★★★+(3.5)
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鑑賞No:02112
原題:Cookie's Fortune
製作:1999年/アメリカ/118分
監督:ロバート・アルトマン
出演:グレン・クロース/ジュリアン・ムーア

一人暮らしのクッキーがある日、銃で自殺する。クッキーの遺体を最初に発見したのは姪のカミールだったが、敬虔なキリスト教徒のカミールは「うちの人間は自殺などしない」と、他殺に見せかける工作をする。一緒にいた妹のコーラにも固く口止めした上で、カミールは警察沙汰にし、小さな田舎町は大騒ぎになる。やがて、クッキーの家事の手伝いをしていた黒人のウィリスが殺人容疑で逮捕され・・・・。

ジャンルは?と聞かれるとちょっと回答に困る映画かな。軽妙なテンポで笑いもあるのでコメディともいえるし、とはいえ殺人事件(実際は自殺だが・・・)がストーリーの底流として進行するのでミステリー?orサスペンス?ともいえる。かといって殺伐とした空気は無く、ある意味ほのぼのとした雰囲気が漂う映画でもあるし、大物俳優の共演による人間ドラマ的描写(群像劇)もあり、色々な側面から楽しめる。かといってストーリーは単純、しかしラストはちょっと衝撃といったところも見どころ。

劇場公開日 2000年2月19日



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2018-01-01

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

★★★★(4.0)
w猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
鑑賞No:02881
原題:War for the Planet of the Apes
製作:2017年/アメリカ/140分
監督:マット・リーブス
出演:アンディ・サーキス/ウッディ・ハレルソン

高度な知能を得た猿と人類が全面戦争に突入してから2年。猿たちを率いるシーザーは森の奥深くの砦に身を潜めていたが、ある晩、人間たちの奇襲を受けて妻と長男の命を奪われてしまう。敵の冷酷非道なリーダー、大佐への復讐を誓ったシーザーは仲間たちを新しい隠れ場所へ向かわせ、自らは3匹の仲間を連れて大佐を倒す旅に出る。道中で出会った口のきけない人間の少女ノバや動物園出身のチンパンジー、バッド・エイプも加わり、一行はついに大佐のいる人間たちの基地にたどり着くが・・・・。

名作SF映画「猿の惑星」をリブートした「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」に続くシリーズ第3弾。シーザー、コーネリアスといった旧作でお馴染みのサル名が出てくるので、前日譚になっているかと思いきや、全く独立したストーリー。パフォーマンス・キャプチャーという最先端技術を駆使して描かれるエイプはもはや特殊メイクではなく、エイプそのもので、近未来に本当に訪れるかもしれないと錯覚するほどのリアルさ。しかし、エイプに比べここで描かれる人間は救いようがなく、人類のエゴをそのまま映像化したようで気分悪い。その点、シーザーの常に凛とした態度、そして現代社会で最も求められるリーダーシップを見せつける内容で、人間サイド?としては見ていて恥ずかし限りだった。

劇場公開日 2017年10月13日



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