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2019-01-30

愛と青春の旅だち

★★★★★(5.0)
w愛と青春の旅だち
鑑賞No:00004
原題:An Officer and a Gentleman
製作:1982年/アメリカ/124分
監督:テイラー・ハックフォード
出演:リチャード・ギア/デブラ・ウィンガー

自堕落な生活をする父親と別れを告げたザック・メイオは海軍士官養成学校に入る。そこで厳しい訓練を受ける中、懇親パーティで出会った町娘ポーラと恋に落ちる。真剣な愛を求めるポーラと、仕官になるまでの遊びで付き合っているザックだったが、そんな折同じように町娘と付き合っていた仲間のシドに不幸が訪れる・・・。

日本でもヒットした青春映画。リチャード・ギアにとって飛躍するきっかけとなった作品。ラストで結ばれる2人でさわやかな感動を呼ぶ。何よりも引き立った、際立ったのは鬼教官を演じたルイス・ゴセットJr。普段の教習のときとは全く違った卒業式での振る舞いが印象的。この作品でアカデミー助演男優賞を受賞するのだが、納得。

劇場公開日 1982年12月18日



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2019-01-27

空飛ぶタイヤ

★★★★+(4.5)
w空飛ぶタイヤ
鑑賞No:02914
製作:2018年/日本/120分
監督:本木克英
出演:長瀬智也/ディーン・フジオカ/高橋一生//深田恭子

ある日トラックの事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社社長、赤松徳郎が警察から聞かされたのは、走行中のトラックからタイヤが突然外れたという耳を疑う事実だった。整備不良を疑われ、世間からもバッシングを受ける中、トラックの構造自体の欠陥に気づいた赤松は、製造元であるホープ自動車に再調査を要求する。しかし、なかなか調査が進展を見せないことに苛立った赤松は、自ら調査を開始。そこで赤松は大企業によるリコール隠しの現実を知ることとなる・・・・。

実際に起こった三菱自動車によるトラック脱輪死傷事故とリコール隠しを下敷きにした作品だが、現実もこうだったのだろうと思わず思ってしまう倫理観のない企業至上主義を顕著に現した作品。ここでは弱者はいつも被害者・犠牲者となり、泣き寝入りさせられている現実。正義感を持って真実を追求しても巨大な悪の壁のもと、潰えてしまう現実をまざまざと見せつけられる。内部告発でさえ非情なまでの追及で犯人捜しをされ、握りつぶされてしまう。実際にも発覚していないだけで、至る所で同じようなことが起こり、闇から闇に葬りさられているのではないかと思わず疑ってしまう。ラストは真実が暴かれるという、いわゆるハーピーエンドで終わるが、根本的な問題が解決されていないので、どうもスッキリしない終り方だった。ただ、十分見ごたえはある作品。

劇場公開日 2018年6月15日



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2019-01-26

愛と哀しみの果て

★★★(3.0)
w愛と哀しみの果て
鑑賞No:00003
原題:Out of Africa
製作:1985年/アメリカ/161分
監督:シドニー・ポラック
出演:ロバート・レッドフォード/メリル・ストリープ

デンマークの資産家の娘カレンはスウェーデンの男爵との結婚を機に念願だったアフリカ・ケニアの農園に新居を構える。ナイロビに向う途中、カレンは冒険家のデニスという男と出会い、デニスから頼みごとをされる。これがカレンにとって運命の出会いとなるのだが・・・。

アフリカの大地に魅せられ、アフリカに渡ってコーヒー園を営む1人の女性を中心に、彼女を取り巻く2人の男性との恋と仕事の波乱の半生を描く。アフリカを舞台にした壮大なドラマではあるが、2時間40分という長尺と恋愛がベースということから、多少退屈する映画ではあった。ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープという申し分ないキャストなので、本気で観ると見ごたえはあったと思う。第58回アカデミー賞は本作と「カラーパープルで熾烈な争いをし、結果的に本作が7部門を制覇することになるが、個人的には「カラーパープル」の方がよかった。

劇場公開日 1986年3月15日



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2019-01-24

愛と栄光への日々/ライト・オブ・デイ

★★(2.0)
w愛と栄光への日々 ライト・オブ・デイ
鑑賞No:00002
原題:Light of Day
製作:1986年/アメリカ/109分
監督:ポール・シュレイダー
出演:マイケル・J・フォックス/ジーナ・ローランズ

オハイオ州クリーブランドの工場で働くジョーは、夜はクラブで姉と組んでロックバンドのギタリストとして活躍していた。姉のパティはツッパリから家を飛び出し、父親の分からない子供を産んでいたことから母との間でいさかいが絶えなかった。そんな二人の関係にジョーはいつも心を痛めていた・・・。

ロックに情熱をかける姉弟を描く青春ドラマ。かなり以前に観た映画のため、ストーリーはあまり記憶にないが、結局はその程度の映画だったように思う。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のようなライト・コメディタッチのマイケル・J・フォックスを期待してみたら少し期待外れになるはず。

劇場公開日 1987年6月13日



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2019-01-22

アイアン・イーグル

★+(1.5)
wアイアン・イーグル

鑑賞No:00001
原題:Iron Eagle
製作:1986年/アメリカ/116分
監督:シドニー・J・フューリー
出演:ルイス・ゴセットJr./ジェイソン・ゲドリック

アメリカ空軍機がテスト飛行中、中東上空で被弾、パイロットが捕虜となる。そして捕まったパイロットのテッドはそのまま裁判で死刑判決を言い渡される。父テッドとともに大空を飛ぶことを夢見ていた息子のダグはなんとか自分の手で父を助けたいと思うがどうしようもできなかった。そんなダグの前に、黒人の退役軍人チャビーが現れる・・・。

戦闘機好きの人にはある意味たまらない映画かもしれないが、そうでない人にはなんてことのない映画です。知っている限りこのシリーズは「4」まで続いていますが、何で?という感じです。もうかなり昔に観た映画なので詳細は忘れましたが、印象に残っているのは「愛と青春の旅だち」で鬼教官を演じていたルイス・ゴセットJrが出演していたぐらい?

劇場公開日 1986年4月19日



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2019-01-21

イエロー・ハンカチーフ

★★+(2.5)
wイエロー・ハンカチーフ
鑑賞No:02069
原題:Yellow Handkerchief
製作:2008年/アメリカ/96分
監督:ウダヤン・プラサッド
出演:ウィリアム・ハート/マリア・ベロ

6年の刑期を終えて刑務所から出所したブレットは、ひとりニューオーリンズに向かうためフェリー乗り場でフェリーを待っていた。そこで、若い娘のマーティーンと青年ゴーディに声をかけられ、道中を共にすることになる。ブレッドの向かうニューオーリンズには彼の妻がいるはずだったが、彼の目的はあることを確かめることだった・・・。

本作は言わずと知れた山田洋次監督の名作「幸福の黄色いハンカチ」のリメイク。基本的なストーリーや有名なシーンはオリジナルから受け継がれているが、登場人部の設定などはだいぶ違っているし、何よりも淡白に描かれすぎていて、あまり情が移らないし、感動も少ない。たとえば出所直後、店に立ち寄ってビールを飲むシーン。あまりにも有名で、高倉健のビールを飲み干したときの表情は、長かった刑務所暮らしのつらさと、それからの開放感が画面からひしひしと伝わってくる。しかし、本作はそんな演技もなく、あっさりと飲み干してしまう。ラストの黄色いハンカチのシーンもそう。この映画で最も盛り上がるシーンだが、「えっ、ウソー」といってしまいたいほどのあっさりさ。邦画が傑作なだけにどうしても比べてしまうが、あまりにも差が目立つ作品。

劇場公開日 2010年6月26日



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2019-01-20

ダリル (D.A.R.Y.L.)

★★★+(3.5)
wダリル (DARYL)
鑑賞No:00140
原題:D.A.R.Y.L.
製作:1985年/アメリカ/99分
監督:サイモン・ウィンサー
出演:バレット・オリヴァー/メアリー・ベス・ハート

自分の名前しか覚えていない少年ダリルが山中で発見され、児童保護センターで保護される。やがて子供のいないアンディ&ジョイス夫婦のもとに里子に出され、彼は勉強でもスポーツでもスーパー少年ぶりを発揮する。そんなある日、ダリルの本当の両親と名乗る男女がやって来てダリルを連れて帰っていく。しかしアンディ夫婦たちが後をつけてみると・・・・。

人間と見分けがつかない少年型ロボットといえばまずスピルバーグ監督の「A.I.」(2001年)が思い浮かぶが、「A.I.」よりも16年も先駆けてこの「ダリル」が存在する。「ダリル」は「A.I.」のような悲しい物語ではないが、人間として目覚めていくダリルに対し、研究対象としてしか見ていない軍によって抹殺されそうになるのはよく似たシチュエーション。ただ、心ある人間によってハッピーエンドへと話が進んでいくところは救われた気持ちになる。派手さはないが、ハートフルな作品。

劇場公開日 1986年2月22日



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2019-01-17

釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束

★★★(3.0)
w釣りバカ日誌18
鑑賞No:01492
製作:2007年/日本/114分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/浅田美代子/檀れい/三國連太郎

記念すべきシリーズ20作目。本作でついにスーさんこと鈴木一之助は社長を退任し会長に就任する。
会長に就任直後、スーさんが行方不明になり重役たちは大騒ぎ。スーさんの奥さんから相談を受けたハマちゃんは、わずかな手がかりから岡山にいることを突き止め、いざ岡山へ。しかしふたりはそこでリゾート開発をめぐる騒動に巻き込まれてしまうのだった・・・。

今回の主役はスーさんだったので、マドンナ(檀れい)があまり目立たなかったのが残念。思えば、釣りのシーンも少なく、檀れいと高嶋政伸のロマンスも描き切れていなかったのが少々消化不良。ストーリー的にはマンネリ化されたありきたりの内容だが、興味ある話ではあったので、もう少し二転三転あってもよかった。瀬戸内の風景は、どこか見たような風景で親しみが感じられたが、方言は板についておらず違和感があった。あと鯉太郎がやけに大きくなっていたのには驚いた。

劇場公開日 2007年9月8日



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2019-01-16

疑惑の影

★★★(3.0)
w疑惑の影
鑑賞No:00611
原題:Shadow of a Doubt
製作:1942年/アメリカ/108分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:テレサ・ライト/ジョゼフ・コットン

サンタ・ローザの町に住むニュートン一家は幸せな日々を送っていたが、長女のチャーリーは家庭を生き生きとしたものにしたいと思っていた。そのため、母の弟で憧れのチャーリーー叔父さんに来てもらおうとしたところ、偶然にもチャーリー叔父さんの方からニュートン家にやってきた。一家は歓待するが、実はチャーリー叔父さんはある犯罪のために身の危険を悟り、逃げてきたところだった・・・。

身内とは思えないほどの愛情感を叔父さんに対して示すチャーリーの映画前半部と裏腹に、叔父さんに対する疑惑を持ってからの異常なまでの態度の豹変ぶりを示す映画後半部とのギャップが凄い。疑惑を持ったチャーリーが、その疑惑を明らかにするため、恐怖に慄きながら秘かに調査を進める後半はサスペンスものの醍醐味を感じさせる。

劇場公開日 1946年12月17日



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2019-01-15

LIAR GAME The Final Stage

★★★★+(4.5)
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鑑賞No:01975
製作:2010年/日本/133分
監督:松山博昭
出演:戸田恵梨香/松田翔太/田辺誠一/鈴木浩介

神崎直は一度は辞退した「ライアーゲーム」最終決戦に、秋山深一を助けるために参加することに。今回のエデンの園ゲームは、金・銀・赤の3色のリンゴのうち、プレイヤーが一つを選ぶという単純なもの。赤が揃えば全員+1億円。誰かが裏切り、金か銀に投票すると赤の投票者が負債を負うルール。赤がない場合は、金と銀の多い方が+1億円となる。直はみんなに「赤を揃えましょう」と呼びかけるが・・・・。

ありえない状況設定と、その中で繰り広げられる心理ゲームは、「カイジ 人生逆転ゲーム」を思わせるが、「カイジ 人生逆転ゲーム」が3つのゲームで構成されているのに対し、こちらは「エデンの園ゲーム」一つ。それもごく単純なルールで、これを13回行うというのだから、最初ちょっとうんざりしかけたが、意外とこれが面白い。これがこのドラマの醍醐味なのだろうか(TVドラマは見てなので詳しくは知らないが・・・)、騙しあいの連続に、ゲーム展開はスリル満点。TVドラマは見ていなくても十分楽しめる。

劇場公開日 2010年3月6日



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2019-01-14

あしたのジョー (2011年版)

★★★(3.0)
wあしたのジョー(2011年)
鑑賞No:02131
製作:2011年/日本/131分
監督:曽利文彦
出演:山下智久/香川照之/伊勢谷友介/香里奈

東京の下町で、矢吹丈は元ボクサーの丹下段平にボクサーとしてのセンスを見出される。しかし、問題を起こしたジョーは少年院に収監される。そこで、プロボクサー・力石徹と運命の出会いを果たしたジョー。やがて少年院を出た二人は、ボクサーとしてそれぞれ登りつめていくが、力石は世界戦を前にジョーとの決着を望む。しかし、ウエイト差が対決の障害となっていたため、力石は過酷な減量をはかり、ついに2人は宿命の対決に挑む・・・・。

言わずと知れた日本漫画史上の傑作であり、ボクシング漫画の金字塔といえる「あしたのジョー」の実写版。アニメ版同様、宿命のライバル・力石徹との対決を軸に描かれている。原作本もTVアニメも全て見切っている者にとってはたった2時間の映画では物足らなさが残るだけだが、映画としいて描くにはこれが限界か!? どうしても最初はアニメとの違和感は感じぜらるは得なかったが、それでも観ていると、山下智久の矢吹丈、伊勢谷友介の力石徹のキャスティングはなかなか良かった。また、彼らのこの映画に賭けた肉体改造も見もの。そして彼らにも増してはまっていたのが香川照之の丹下段平。もはや本人のイメージは完全に消し去って、丹下段平になりきっている俳優魂には脱帽。ストップモーションを多用しているのは一見効果的でもあったが、ややスピード感を失っていてその点は残念。

劇場公開日 2011年2月11日



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2019-01-13

のぼうの城

★★★★(4.0)
wのぼうの城
鑑賞No:02372
製作:2011年/日本/145分
監督:犬童一心/樋口真嗣
出演:野村萬斎/榮倉奈々/成宮寛貴/佐藤浩市

天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は、最後の敵・北条家を攻めるに当たり、その支城・忍城の攻略を寵臣・石田三成に命じた。“のぼう様(でくのぼうの意)”と領民から慕われる城代・成田長親は、小田原城に援軍として行っている城主で従兄の成田氏長の、開城の命を覆し、三成軍2万の大軍をわずか500人の兵で対抗することに・・・・。

戦国時代の実話を基にした和田竜のオリジナル脚本の映画化。でくのぼうの意で“のぼう様”と領民から慕われている主人公の成田長親だが、呼び名の通り、武芸はまったくだめで、さらにちょっと頭の弱そうなのんびり者。こんな男が籠城した城の城代としてわずか500の兵で2万の大軍を迎え撃って撃退するという話だから、歴史ファンならずとも興奮するストーリーである。ただ、どんな戦略で?と大きな期待が膨らむが、前半はのぼう様の活躍の場は無い。あるとすれば、希代の人心掌握術で、領民や兵の戦意を高めたことだが、緒戦の勝利も部下の家老たちの活躍によるもので、のぼう様の活躍はない。そんなのぼう様の見せ場は命がけの船上での田楽踊りと、開城の際の敵将・石田三成とのやりとりだろう。田楽踊りは、狂言師・野村萬斎の面目躍如ともいえる見事な踊りで、敵味方を一体にさせている。水攻めシーンはCGを使って迫力を出そうとしたみたいだが、ちょっとやりすぎのようでリアル感がなかった。逆に時期的に当初の公開時期が東日本大震災と重なり、津波を想像させるとして公開時期が延期になったらしいが、あの映像では致し方ないか。

劇場公開日 2012年11月2日



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2019-01-12

相棒 劇場版II 警視庁占拠!特命係の一番長い夜

★★★(3.0)
w相棒 劇場版II 警視庁占拠!特命係の一番長い夜
鑑賞No:02130
製作:2010年/日本/119分
監督:和泉聖治
出演:水谷豊/及川光博/小西真奈美/小澤征悦

警視庁本部内で、警視総監はじめ各部の部長ら幹部12名を人質にした籠城事件が起こる。犯人は1人だったが動機は不明で要求もないまま、時間だけが過ぎていった。やがて特殊捜査班と機動隊員が強行突入し、犯人は射殺され、人質は全員無事保護される。事件は一件落着するが、なぜ犯人は籠城したか解明されないまま、事件は闇に葬られようとしていた。疑問を持った杉下右京と神戸尊は独自の調査を始めるが・・・・。

籠城事件そのものがストーリーの中心と思って観始めましたが、籠城事件そのものは意外とあっさり解決してしまい、ストーリーは籠城事件を起こした犯人の動機である、7年前のテロ事件の真相追求となってくる。テロ事件を闇に葬ったとされるのは警察上層部ということで一見、スケールが大きそうだが、傍から見ていると警察内部の権力抗争も含めた内輪もめのようで、実際の政界と同様、映画的な面白さやスケールの大きさは感じられなかった。ラストは確かに衝撃的だったが、ある意味、「相棒」の重要なキャストだけにあれでよかったのだろうか・・・?

劇場公開日 2010年12月23日



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2019-01-11

海外特派員

★★★+(3.5)
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鑑賞No:01125
原題:Foreign Correspondent
製作:1940年/アメリカ/120分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジョエル・マクリー/ラレイン・デイ

1938年、ニューヨークのモーニング・グローブ紙の社長は、政情不穏なヨーロッパの情勢を取材するため、ジョーンズ記者を特派員として派遣する。早速、取材のため、戦争防止の立役者であるオランダの元老政治家ヴァン・メアに近づくが、アムステルダムで開かれる平和会議に出席しようとしたヴァン・メアは、ジョーンズの目の前で射殺されてしまう。犯人を追ったジョーンズは、犯人が逃げ込んだ風車小屋で監禁されているヴァン・メアを見つけ・・・。

ヒッチコックお得意の巻き込まれ型サスペンスだが、テンポよい展開と分かりやすいストーリーで充分楽しめる。意外とスケールの大きい作品となっており、飛行機の墜落シーンなど70年前の作品とは思えない映像技術には驚かされる。サスペンスシーンも健在で、特に風車小屋でのシーンは最初から最後までドキドキしっぱなし。ロンドン塔での殺し屋が主人公を突き落とそうとタイミングを計るシーンもハラハラです。

劇場公開日 1976年9月11日



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2019-01-10

陽炎(かげろう)

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02913
製作:1991年/日本/106分
監督:五社英雄
出演:樋口可南子/仲代達矢/本木雅弘/荻野目慶子

昭和3年、熊本の花街。女胴師りんは両親亡き後、若旦那として料亭「八雲」を切り盛りしている弟・市太郎から、かつての故郷は、今や宿敵・岩船一家が牛耳る、色と欲に満ちた場所になっていると知らされる。りんは、身寄りのないりんと弟を引き取り育ててくれた「八雲」の先代への恩返しのため岩船一家を相手に死闘を繰り広げるのだった・・・・。

樋口可南子の異常なまでの美しさを目の当たりにする作品。女任侠ものでは岩下志麻などの大御所女優は別として当時の若手女優では一番と思われていた夏目雅子に勝るとも劣らない妖艶さを見せつけた。ただ妖艶さと言ってもけばけばしくもなければ、いらやしくもない、清楚なイメージが漂うため、夏目雅子とは違った美しさを醸し出していた。それだけに、終盤の岩船一家への殴り込みには驚かされた。たった一人で殴り込みに行くこと自体、勝算があるのかと首をひねったが、まさかダイナマイト持参とは恐れ入った。最初、仲代達矢演じる村井の立ち位置がよく分からなかったが、ラストで納得した。樋口可南子の作品は色々観てはいるが、個人的には本作が一押しの代表作となった。

劇場公開日 1991年2月9日

(予告編なし)

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2019-01-09

ちはやふる 結び

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02912
製作:2018年/日本/128分
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず/野村周平/新田真剣佑/上白石萌音

瑞沢高校競技かるた部の1年生・綾瀬千早がクイーン・若宮詩暢と壮絶な戦いを繰り広げた全国大会から2年が経った。3年生になった千早たちは個性派揃いの新入生たちに振り回されながらも、高校生活最後の全国大会に向けて動き出す。一方、藤岡東高校に通う新は全国大会で千早たちと戦うため、かるた部創設に奔走していた。そんな中、瑞沢かるた部で思いがけないトラブルが起こる・・・・。

てっきり前2作「上の句」「下の句」による全2部作だと思っていたが、ただそれにしては全国優勝もしていなければ、新との対決、クイーンとの雪辱戦などが描かれないままの消化不良作だと前回の鑑賞時、感じていた。しかし、やはり作る方も観る方も同じ感想だったようで(作る方は最初から続編は想定していたと思うが)、完結編に当たる本作が製作されたので納得し、前回のノリで鑑賞した。広瀬すず演じる千早は相変わらずのキャラだったが、他のメンバーは2年間で大きく成長したかのように人間ができてきていたのでドタバタ劇のようなシーンはなく、すこし残念と思えたが、その役どころは今回、新入生2名が引き継いでいたので、緊張感は維持できた。今回、最も印象が変わっていたのが、野村周平演じる太一。かるたと大学受験の両立が思うようにできず、千早と新の関係にも疑心暗鬼することで悩み落ち込むシリアスな場面が目立った(太一のキャラがかなり抑えられていた)。一方、クイーンは本作でも絶対的な存在を強調されながら、千早との実戦での対決シーンが無かったのは残念。

劇場公開日 2018年3月17日



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2019-01-08

エンド・オブ・ホワイトハウス

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02446
原題:Olympus Has Fallen
製作:2013年/アメリカ/120分
監督:アントワン・フークア
出演:ジェラルド・バトラー/モーガン・フリーマン

アメリカ独立記念日の翌日となる7月5日、綿密に練られたテロ計画によりホワイトハウスが襲撃、占拠される前代未聞の事態が発生。大統領を人質にとったアジア人テロリストは、日本海域からの米軍第7艦隊の撤収と核爆弾作動コードを要求する。、かつて大統領専属のシークレットサービスだったマイクが、ホワイトハウスへの潜入に成功するが・・・・。

ホワイトハウス版ダイ・ハードといえる作品。設定やストーリーもよく似たシーンがあった。ただ、ダイ・ハードは、巻き込まれ型で自分の不幸を嘆きながらもタフに敵を撃退していくが、本作は自ら占拠されたホワイトハウスに乗り込み、大統領を救出しようとするところは対照的。それでも、タフさは共通で、多人数に対して1人ではありえない活躍ぶり。ストーリーも分かりやすく、盛り上がりも随所にあるが、一番の急所である、大統領の息子やマイクの妻が窮地に落ちなかったのは、さらなる盛り上げには欠かせないと思ったが・・・。

劇場公開日 2013年6月8日



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2019-01-07

友罪

★★★(3.0)
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鑑賞No:02904
製作:2018年/日本/129分
監督:瀬々敬久
出演:生田斗真/瑛太/佐藤浩市/夏帆

ジャーナリストの夢を諦めて町工場で働き始めた益田は、同じ時期に入社した鈴木と出会う。無口で影のある鈴木は周囲との交流を避けている様子だったが、同じ年の益田とは少しずつ打ち解けていく。しかしある出来事をきっかけに、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人なのではないかと疑いを抱くようになり・・・。

やはり注目は瑛太が演じる少年Aのその後の青年役。感情を心の奥底に隠し、得体の知れない狂気的な男を演じるところは「アヒルと鴨のコインロッカー」を彷彿させるし、NHK大河ドラマ「西郷どん」での大久保利通役にも通ずる。そのため、全体的には暗く、重い作品だが最後まで見入ってしまう。ただ、「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督作品なのである程度は仕方ないが、佐藤浩市の役どころや演技が「64 ロクヨン」と被るのには観ていて困った。

劇場公開日 2018年5月25日



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2019-01-06

ヴェノム

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02911
原題:Venom
製作:2018年/アメリカ/112分
監督:ルーベン・フライシャー
出演:トム・ハーディ/ミシェル・ウィリアムズ

「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる・・・・。

マーベルコミック作品の映画は昨今の異常なまでの多作化で少々飽き気味だったが、本作は割と新鮮で、また入りやすい内容だったため、思わず一気に観てしまった。また、ヴェノムの気色悪い風体とは裏腹に、ちょっとコミカルな言動にも親しみが湧いてくる。主人公も決してダンディでもハードボイルドでもスーパーマンでもない、フツーのオッサンで、不運の運命に翻弄される姿には同情すらしたくなるキャラだ。最近のマーベル作品とは一線を画すお勧めの映画。

劇場公開日 2018年11月2日



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2019-01-05

ミッション:インポッシブル フォールアウト

★★★★+(4.5)
wミッション インポッシブル フォールアウト
鑑賞No:02910
原題:Mission: Impossible - Fallout
製作:2018年/アメリカ/147分
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ/ヘンリー・カビル

盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハントと仲間たちだったが、回収目前で何者かによりプルトニウムを奪われてしまう。事件の裏には、秘密組織「シンジケート」の残党が結成した「アポストル」が関与しており、手がかりはジョン・ラークという名の男だった。ラークが接触するという謎めいた女、ホワイト・ウィドウに近づく作戦を立てるイーサンとIMFだったが、イーサンの動きに不信感を抱くCIAが、監視役として敏腕エージェントのウォーカーを送り込んでくる。イーサンは疑惑の目を向けるウォーカーを同行しながら、ミッションを遂行するのだが・・・・。

ストーリーは割と単純だが、それが却って作品を分かりやすく面白くしている。さらに圧巻なのは、息をもつかせぬほどの間隔で展開する追跡戦。もはやスピード感という言葉では表現できないほどの目で追えない超スピード感に興奮する。相変わらずのありえないアクションシーンの目白押しだが、CGと分かっていても現実と区別がつかないリアル感にも驚かされると同時に、至る所でトム・クルーズ自身でアクション・シーンを演じているらしく、驚きは尽きない。シリーズも回数を重ねるたびに質は落ちがちだが、本作はシリーズ最高傑作と言っても過言ではない。

劇場公開日 2018年8月3日



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2019-01-04

ラプラスの魔女

★★★+(3.5)
wラプラスの魔女
鑑賞No:02907
製作:2018年/日本/116分
監督:三池崇史
出演:櫻井翔/広瀬すず/福士蒼汰/志田未来

妻と温泉地を訪れた初老男性が硫化水素中毒で死亡する事件が発生した。捜査を担当する刑事・中岡は妻による遺産目当ての計画殺人を疑うが、事件現場の調査を行った地球化学専門家・青江修介は、気象条件の安定しない屋外で計画を実行するのは不可能として事件性を否定。しかし数日後、被害者男性の知人が別の地方都市で硫化水素中毒により死亡する事故が起きる。新たな事故現場の調査に当たる青江だったが、やはり事件性は見受けられない。もし2つの事故を連続殺人事件と仮定するのであれば、犯人はその場所で起こる自然現象を正確に予測していたことになる。行き詰まる青江の前に謎の女・羽原円華が現われ、これから起こる自然現象を見事に言い当てる。彼女は事件の秘密を知る青年・甘粕謙人を探しており、青江に協力を頼むが……。

原作は読んでいないのでよく分からないが、東野圭吾作品の映画化ということで期待して観たが、思ったほどの面白さはなかった。まず、ピエール=シモン・ラプラスが提唱した「ラプラスの悪魔」という物理学の概念が犯罪に関連しているが、そもそもポピュラーな概念ではないので知らないと何のことかわからない。その上、リアル感が薄いため、どうも入り込めなかった嫌いがある。若手俳優で固めた作品だが、存在感があったのは円熟味の増してきた豊川悦司だったような気がする。

劇場公開日 2018年5月4日



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2019-01-03

のみとり侍

★★+(2.5)
w蚤とり侍
鑑賞No:02906
製作:2018年/日本/110分
監督:鶴橋康夫
出演:阿部寛/寺島しのぶ/豊川悦司/斎藤工

長岡藩のエリート藩士・小林寛之進は、運悪く藩主の機嫌を損ねてしまい、猫の「のみとり」の仕事に就くよう命じられる。それは文字通り猫ののみを取って日銭を稼ぐものだが、実際は床で女性に愛をお届けする裏稼業であった。長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛のもとで働きはじめた寛之進は、初めてののみとり相手であるおみねから下手くそと罵られたものの、伊達男・清兵衛の指南によって腕を磨いていく。そんな中、老中・田沼意次の失脚を受けてのみとり禁止令が敷かれ、寛之進らは突如として犯罪者扱いされてしまう・・・・。

もちろん風貌から二枚目役は板についている阿部寛だが、この手のコメディ作品における三枚目役ももはやお馴染みになった感がある。それにしても、人気テレビドラマの「TRICK」を始め、「テルマエ・ロマエ」や「疾風ロンド」のような心の中でつぶやく作品が多いというか似合っている俳優かも。裸シーンやHネタも同様。この作品も同時期に観た松坂桃李の「娼年」ほどではないにしろ、ここまでやるかと言った体を張った演技には脱帽する。ただ、作品自体の評価は期待した程ではなかったため低め。

劇場公開日 2018年5月18日



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2019-01-02

泥棒役者

★★★+(3.5)
w泥棒役者
鑑賞No:02902
製作:2017年/日本/114分
監督:西田征史
出演:丸山隆平/市村正親/石橋杏奈/宮川大輔

かつて金庫破りとして泥棒稼業に足を踏み込んでいた大貫はじめ。今では足を洗い小さな町工場で真面目に働き、恋人の美沙と幸せな同棲生活を送っていた。しかし、刑務所から出所したばかりのかつての泥棒仲間だった畠山則男に「美沙に泥棒だった過去をバラす」と脅されたはじめは、則男とともに泣く泣くある豪邸に泥棒に入る。忍び込んだ豪邸で「豪邸の主人」「絵本作家」「編集者」と次々と別人に間違えられるはじめは、泥棒であることがバレたくない一心で間違えられた役柄を必死に演じることとなるが・・・・。

原作が舞台作品というのはよく分かります。やはり、映画よりも舞台の方が本作品におけるキーとなる緊張感はよく伝わると思う。ただ、単純に楽しめる作品になってはいる。主演の丸山隆平もキャラクターを活かした役作りでいい味を出してはいたが、この映画の作品イメージをより強く印象付ける演技をしていたのは、さすがとも言える市村正親の役どころ。「ここまでよくやるな~」という驚きを通り越して、むしろこの役を自ら進んで楽しんで演じているとさえ感じる演技に納得した。あとは前半の展開が良すぎた分、後半はもっと映画ならではの展開になってもよかったのでは?

劇場公開日 2017年11月18日



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2019-01-01

DESTINY 鎌倉ものがたり

★★★(3.0)
wDESTINY 鎌倉ものがたり
鑑賞No:02901
製作:2017年/日本/129分
監督:山崎貴
出演:堺雅人/高畑充希/堤真一/安藤サクラ

幽霊や魔物、妖怪といった「人ならざるもの」が日常的に姿を現す古都・鎌倉。この地に居を構えるミステリー作家・一色正和のもとに嫁いできた亜紀子は、妖怪や幽霊が人と仲良く暮らす鎌倉の街に最初は驚くが、次第に溶け込んでいく。正和は本業の執筆に加え、魔物や幽霊が関わる難事件の捜査で警察に協力することもあり、日々はにぎやかに過ぎていった。しかし、そんなある日、亜紀子が不測の事態に巻き込まれ、黄泉の国へと旅立ってしまう。正和は亜紀子を取り戻すため、黄泉の国へ行くことを決意するが・・・。

ファンタジー色の強い、ちょっとコミカルな作品。もっとシリアスな映画かと思っていたら、子供のいる家族で観ても楽しめる内容になっている。事態は深刻でも、それを感じさせないのは一つは堺雅人と高畑充希が夫婦役の設定がポイント。また、「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が贈るCG映像の世界もそんな雰囲気をさらに醸し出している。ただし、「ALWAYS 三丁目の夕日」のような感動は期待しない方がよい。

劇場公開日 2017年12月9日



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