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2012-11-10

テルマエ・ロマエ

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02303
製作:2012年/日本/108分
監督:武内英樹
出演:阿部寛/上戸彩/北村一輝/市村正親


古代ローマの浴場設計技師ルシウスは、センスの古さを理由に仕事をクビになる。人で混み合い、のんびりと湯船に浸かる事も出来ないローマの巨大浴場で、あまりの騒々しさに湯に潜り、水中で考え事をしようと思ったルシウスは、突然、渦に巻かれ、気が付くと知らない浴場に出てしまった。そこにいたのは、見た事もない「平たい顔」の民族たちだったが、よく見るとそこは驚くような知恵と工夫に溢れていた・・・・。


タイム・スリップものだが、古代ローマ時代と現代の日本との行き来なので、そのギャップは大きく、大いに楽しめる。現代の日本と言いながら、ルシウスがやってくる日本の銭湯は、古き良き昭和の銭湯を彷彿させ、ケロリンの風呂桶やシャンプーハットなどはルシウスでなくても懐かしく感じられ感激するのでは。そして何よりもフルーツ牛乳は懐かしく、もう一度子供に戻って飲んでみたい気にさせられる。映画として、古代ローマ人と日本人のコミュニケーション上、最大の壁は言葉と思われたが、逆に言葉が通じないことを逆手に取って、ルシウスが心の中でつぶやくシーンは、より彼の仰天・感動ぶりが伝わってくる。お風呂映画なので必然性はあるが、阿部寛が随所でお尻丸出しの熱演をしている。


  1. 邦画-て